2013年9月2日月曜日

「根のあるもの」と「切り花」と

残暑が厳しく、なかなか花を生ける気になれない9月の初め。
家の中にある観葉植物や多肉植物、エアープランツなどのグリーンと、
窓からの桜並木や、小さなマイベランダガーデンの景色で癒される毎日です。

タイトルの「根のあるもの」は今説明したような根っこのある植物。
いわゆるアレンジメントという切り花の仕事からスタートし、
少ししてちょっと窮屈感を覚えたときに、庭のデザインを勉強しました。
やってみて分かったことは
「自分がなぜ花を生ける事を始めたのか?」の問いへの答えのようなものでした。
簡単に言えば「自然のある景色が好きだから」ということ。
根のあるものを知ることで、切り花だからこその美しさもわかりました。
そうしたら窮屈感もなくなりました。
そして、今の自分の花生けの基本がそこにあります。
切り花の仕事がメインではありますが、時々庭の仕事をいただくことも。
バランスが上手く取れ、自分の「根っこ」を見失わずにいられます。

8月末に、小澤典代さんの新刊「雑木のある庭に暮らす」という本が発売になりました。
この中で、そんな時々の庭仕事をさせて頂いた方のお庭が何軒か登場しています。
アドバイザーとしてのお手伝いもさせていただきました。
いわゆる庭造りの本ではありません。
人と植物(庭)との大事な関係とそこから生まれる営みがいっぱい詰まった素敵な本
(勝手な解釈です!)です。ぜひご覧ください!


装丁も素敵です

ブログのタイトルでもある「根のある暮らし」も
自然と繋がる日々の営みをタイトルにしたものなんですよ!

0 件のコメント:

コメントを投稿