2016年3月2日水曜日

早春の枝物を楽しんで

今年はオリンピックイヤー、閏年でした。
とはいえ、2月はやっぱり「気がつくと・・・」という間に終わりますね。
3月になると、春も近くにいる実感が増してきますが、彼岸まではけっこうまだ寒い。
このころは、私の好きな花の木、枝物が市場でも増えています。
教室でもついつい何種類も合わせてしまい、始めたばかりの方は枝物に慣れず、
四苦八苦しながら生けてもらったり。
ちょっと固めの蕾がついてるところから、ほころんで、3分、5分、8分、満開!!
生け変えて、長く楽しめますし、それぞれの枝ぶりや動きもおもしろい。
なによりも、その季節の空気感やら景色が満ちてきます。


ブリキのピッチャーに、まだ少し冷たい空気をまとって


コデマリ、ダンコウバイ、ネコヤナギ、常盤ガマズミの4種を、ブリキの器に。
足元は低木のコデマリ、ガマズミ、伸びやかにネコヤナギとダンコウバイを。
金沢在住の型染作家、山﨑菜穂子さんのクロスを窓に掛けたら、
海と空の景色も広がって、遠近あわせてひとつの景観のようです。
家の中の片隅に、大きな早春の景色ができてうっとり!!



小さな黒い湯のみに

北欧のマグと小瓶に


大きく生ける時は、下のほうの枝を落としたり、枝ぶりを整えるのにカットしたり。
そんな小さな脇のものは、湯のみやマグやらの小さい器に生けます。
あちこちに飾ると、すごそこまで来ている春をいっそう感じられますよ。
ぜひぜひ、早春の枝物、チャレンジしてみてください!

明日は桃の節句、その後には啓蟄ですね。
春めきてそぞろそぞろの大地かな  綾



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