2016年8月15日月曜日

器の力を大切に生けましょう!

8月も真ん中を過ぎようとしています。
初旬は暑い日が続き、まいったな・・・と思っていましたが、
東京は猛暑は落ち着いて、朝晩は結構過ごしやすくホッとしています。
西日本は暑いようですが、みなさんご自愛ください。

毎年、8月は生花のレッスンを休んで、ここ何年かはクラフトのワークショップ
という形で、リースやスワッグや多肉寄せ植えなどをやってました。
今年は去年から始めた「野山の花の会」を開催してみることに。
暑い8月、生花を生けてもらうのは初めてのチャレンジ。
野山の花の会は愛知から山採りの枝や草花を主に送っていただいて、
自然を楽しみながら生ける花の会です。
さあ、どんな花が来るかな?


ツリバナ、オヤマボクチ、ソバナなど
スペインのワインジャグに

イタリアのレモンチェロの瓶にツリバナを少し



山の花はもう晩夏の 体です。
トリカブトやツリバナ、ソバナ、ホタルブクロ、マツムシソウなどなど。
みなさん、とても楽しんで生けてくださいました。
そしてこの会では私も生ける事にしています。
今回はみなさんよりだいぶ少ない種類と 量でしたが、一期一会を楽しんで生けました。
大好きなツリバナ!!が入っていましたので、オヤマボクチとソバナと一緒に
できるだけユラユラと動きを感じられるように生けてみました。
野草、山の花となるとなんとなく和のイメージに生けがちですが、
今回はスペインのワイン用の器と、イタリアのお酒の瓶とに。
どちらも洋風ですが、夏らしく爽やかに、お似合いの花生けになりましたよ。
器の力を借りて、生かして、響き合うように、
そんなことを大切にすれば、どんな風にも生けれますね。
この花は洋風、これは和風・・・と決め込まずに、いろいろな器に生けてみましょう。
そうすると、また新しい花の魅力を発見することができますよ。


そして宣伝です。
9月の初めに展示販売がスタートする今年の秋冬リースの制作中です。
今年は新しいデザイン、フライングリースが加わります。
すごく可愛いですよ!ユラユラいい感じです。
ちょっとチラ見せ。
9月になったらまたしっかりとラインナップをご紹介させていただきますね!


ユラユラ、フライングリースです


気がつけば、あと少しで秋がやってきます。
晩夏を満喫して、そして新しい季節の準備に入りましょう。


2016年8月4日木曜日

グリーンで涼を呼び込む

遅い梅雨明けの後は、夏本番!!
と思っていたら、夏の終わりのような不安定な天気が続きました。
なんだかすっきりしない夏だな〜〜〜。
でも、やっぱり夏はきましたね。
週間天気を見てみると、晴れマークが並び、気温も真夏日が続きそうです。
暑くなるのはそれはそれでちょっとしんどい気持ちになりますが、
ここは夏を楽しむ!と気持ちをあげて行かねばと思っています。

そのひとつとして、生活の中に涼を呼び込むこと。
例えば、風鈴を吊るす。うちわや扇子を使う。蚊遣りと蚊取線香。
打ち水をする・・・・などなど。
そして、グリーンを楽しむのもいいですね。
庭やベランダに緑があると、水やりも気持ちいいですし、なにより目に涼やかです。
また、生花は暑い夏はあっという間にくたびれるので無理をせず、
育てている植物からカットした葉っぱを生けて楽しみます。


ベランダは色々な形や色の葉がモリモリ


今年はシダ類が流行っています
スコットランドシダというのを育てています


オーストラリアンプランツも流行ってます
これはレプトスパーマム・シルバーティーツリー


こちらもオーストラリアンプランツ


もともと華々しいのは苦手なのですが、夏場は特に緑ばかりのベランダ園芸です。
ここは裏側のお宅がすぐなので、目隠しも兼ねて常緑植物をメインに選んでいます。
できるだけ軽やかになるように、葉の形や色にすこし変化をつけながら
今気になる植物をちょっと実験?を兼ねて育て楽しんでいます。
そして、ちょこっと剪定も兼ねてカットした葉を器に生けたりします。



青々としたシダを片口に
見るからに涼しげ

小さい瓶にさりげなくひと枝ずつ
夏のおしゃれなインテリアアイテムにも!


かわいいラベルのリキュールの小瓶
ちょっと生けるのに重宝します



生活空間に植物があると、その場所が生き生きしてきます。
夏には夏の楽しみ方で、ぜひ植物を飾ってみてください。
葉っぱ一枚が、涼風を心にも運んでくれますよ!!