2017年11月15日水曜日

冬の入り口の花

立冬がすぎて暦には冬がやってきましたが、
町ではようやく紅葉が見頃になる時季で、晩秋というのが実感です。
秋は大好きな季節なのですが、仕事も繁忙期に入るのも重なり、
けっこう急足で行ってしまうように思いますから、
もうしばらくは秋を楽しみたいなぁという気持ちがいつもあります。

そんな11月の半ば、今年最後の「野山の花の会:霜月」を開きました。
できるときは私も一緒に生けさせていただいています。
愛知から届く山採りの花草木。
箱から出して、水揚げをしたときも、そして生けるときも感じたのが、
「ああ、もう冬の入り口に立っているんだな。」ということ。
色づいた葉、咲く花、枝先の実にも冬を感じる錆び感、枯れ感と言うのでしょうか、
そんなものを見つけることができました。
同じ菊でもこんなに10月と違うんだな、と改めて思いました。
少し傷んだ花や葉も美しい。晩秋から冬の入り口の花ならではですね。


それぞれの動きもクセも活かして楽しいのは、野山の花



静かな風情に冬が来るのを感じました


野山の花はクセが強いものが多いです。自由に育ってますからね・笑。
だから生けるときはじっくりと見て、個性を生かす生け方を意識します。
じっくり見て、切る場所を考えて、、、と、とても勉強になると思います。
一期一会の花生けをより楽しむことができます。
また来春を楽しみにしましょうっと!!


そして本格的な冬がやってくる前に、冬支度を。
冬支度といえば、クリスマスの準備もポピュラーですね。
12月の花あわせレッスンは「クリスマスレッスン」です。
リースかアレンジメントから選んでいただいて、
それぞれの冬支度を楽しんでいただきます。



今年もフレッシュなリースを作ります

アレンジはブリキのプレートに
冬の森のようなアレンジメントを



今年は手作りリースで!!なんて思っている方は
よろしかったら一緒に作りましょう。
冬の入り口、冬支度、いかがですか?



2017年11月2日木曜日

桜の紅葉もきれいです

11月になり、カレンダーも残り2枚になりました。
雨の多い10月でしたが、今年の紅葉はどうなんだろう?
なかなか遠くに紅葉狩りには行けませんが、そんなことを思う季節です。
街中でも少しずつ庭木や街路が色付いてきましたね。
我が家は桜並木の沿いに建っています。
あまり認識がないかもしれませんが、桜の紅葉は紅も黄色も混じって綺麗です。
春の花の時期はもちろんですが、晩秋になってくると紅葉も楽しみになります。
皆さんもちょっと桜も気にして見てください。

窓からの景色と犬の散歩と、ここに暮らして20年、
色々な視点で緑道の景色を楽しんできました。
ほぼ毎日、同じ道を朝夜2回、最初は1頭、4年後に2頭を連れて歩く
当たり前の日常の中で、季節の移り変わりを感じてきたのですが、
10月神無月の終わりに、2頭目の犬も天国に行きました。
20年、生活のひとつだった散歩が生活の中からなくなって、
少し違う生活になって・・・・ちょっと戸惑っています。


桜が咲き始めるの頃の緑道


桜の紅葉
夕陽があたるともっときれいです!
                           

老鴉柿と磯菊と秋を生けました



暮らしのそばにある自然を見失わないように。
私に季節の楽しみを毎日教えてくれていた2頭の犬との生活を忘れないように。
季節の花を生けて行きましょう。
今年も緑道の桜の紅葉を楽しみたいと思います。