2018年9月17日月曜日

秋の景色を生けましょう

9月に入ったら、想像よりも涼しくなって
「あれ?秋かしら?」と狐につままれたような気分です。
なんだか今がいつなのか??というような取り残された感もあります。
年々、四季の移り変わり方が変わっているような、
はたまた私がついていけなくなっているのか?きっと両方ですかね、笑。

私の仕事は皆さんに季節感をお伝えする仕事でもありますが、
撮影の仕事などでは実は自分は季節がずれることが多々あります。
この1年半ほど担当させていただいているヘーベルハウスの会報誌
「HEBELIAN ヘーベリアン」での秋号は主役はコスモス。
ギリギリひぱっていただいて、それでも7月の2週目に撮影しました。
市場に注文をかけますが、路地花のコスモスを入れていただくのはとても難しい。
なんとか苗をとってくれたのですが、使えそうな花は2、3輪。
撮影が終わるまでドキドキハラハラです。


当日咲いていた2輪をすべてのカットに使います


ページはチームで作る仕事です。
カメラマン、編集&ライター、クライアントの担当者、そして生ける私。
意向を聞くこと、自分の考えを伝えること、コミュニケーションを取りながら、
試行錯誤しながら最終のいいところまでみんなで持っていく作業をします。
最後はこんな秋らしいページが、暑い暑い夏の日に出来上がる!!
その時の嬉しさはやっぱり格別なんですが、
今回においては正直「ほっとした〜〜〜」という気持ちが勝りました。
久々にかなりのプレッシャーの撮影で、無事終わり感謝もひとしお。
そして本当の秋がきた頃に、秋らしい紙面が出来上がってきました!!

家でふだん生ける花は、その季節に出回るものを生けます。


秋の草花集めて生けました

実物も充実の秋です
アメジスト色はおしゃれな秋色


そんなので、ようやく花の持ちも良くなってきて、
秋の草花や枝物、実物なども市場に増えてきました。
その季節の旬を、景色を楽しんでいただく、私が花と一緒にできることです。
そして自分も楽しんでいます。
皆さんもぜひ暮らしの中で季節の花を生けて楽しんでくださいね!

2018年9月3日月曜日

行き会いの季節に

暑かった8月ともさよならして、行き会いの9月になりました。
夏と秋が行き交うからそんな言い方があるそうです。
残暑もありますが、朝晩には秋を感じる時季ですものね。

8月の最後の週末はシリコンバレーに住む友人のお嬢さんが遊びに来てくれて、
大学でアートを勉強しているので、一緒に色々出かけてきました。
東京都美術館、水戸芸術館、すみだ北斎美術館、映画も1本。
水戸芸術館では内藤礼さんのまるごとの展示にしみじみと心打たれ、
映画は話題の「カメラを止めるな!」を観て笑い泣き、泣き笑い。
おかげさまで、自分も楽しんだ2日間でした。


白い空間に静かな展示で、このタイトルが沁み渡って来ます。

久しぶりに劇場で声を出して笑いました
清々しい観後感というのでしょうか!

どちらもおすすめです。ぜひご覧になってください!!

そしてお知らせ、宣伝をひとつ。
9月26日(水)に銀座松屋さんの催事「日本の手仕事直売所」にて
松野屋さんとのコラボワークショップをやらせていただきます。
14:00と17:00の2回です。
今回は愛知からの山採りの草花を投げ入れで生けていただきます。
お申し込みは5日から、松屋のウェブサイトにて。
どうぞ皆さんよろしくお願いします!!



楽しい会になるはずです!ご参加お待ちしております。