2018年11月19日月曜日

秋の終わりは艶やかに

11月も半ばをすぎると秋の終わりを感じるようになりました。
12月の後半の冬至までは、日に日に暗くなるのが早くなり、
なんだか時間の感覚が妙に気ぜわしくなるような毎日です。

教室などの花生けは晩秋、秋の終わりの花をたっぷりと楽しんでいただきました。
そして、ここからはクリスマスのレッスンが続いて、
迎春飾りの納品も続いて、一気に年末の気分になります。
そんな秋の終わりにとても嬉しいプレゼントが届きました。
数年前に故郷にUターンされた生徒さんと、最近フェイスブックで繋がって・・・
アップされた内容が、ご実家の庭の菊の花がもうおしまいということ。
思わず「かわいい」とコメントをしたら、
倒す前にと切って送ってくださいました。
色とりどりの野菊が箱からいっぱい!!
水揚げしながらも、ついカゴに入れて飾りました。


水揚げがてら飾って楽しみました
ただ入れただけでもこんなに可憐でかわいい!

愛知からきた山採りの蔓や実と
ちょっとクラシックなイメージで生けました

こちらは野山の花の会の花材の野菊
実生で茎が踊っています



花あわせレッスンでお願いしている那須の池田さんの花も菊、
プレゼントの菊、
野山の花の会の水野さんからも菊と、
次々とやってくる菊はどれもほんとうに可愛くて、
今年の秋はたくさんの菊を楽しんで生けました。
こんなに菊を好きになれたのも、
自然の姿の花をいただくことができるようになったから。
とっても贅沢な花を生けさせていただいています。
まだまだ花を生けていけるよ〜〜〜〜!!ってしみじみ思った秋の終わりでした。
さて、冬は冬らしく、楽しんで参りましょう。



2018年11月2日金曜日

晩秋から冬の準備へ

ハロウィンも終わり11月を迎えると晩秋の頃になりますが、
街はクリスマスの景色へと模様替えの時期になりました。
カレンダーを入れ替えて「ああ、今年もあと2枚・・・」と
月日の経過の早さに驚いて、ちょと慌ててしまいます。

この時季になると仕事は「晩秋」「クリスマス」「正月」が行ったり来たり。
頭の中がグルグルしてしまいますが、落ち着いてひとつひとつ丁寧に、
自分に言い聞かせながら無事年末まで頑張りたいと思います!

まずは晩秋の花生け。
秋の代表花のような菊と紅い実ものを生けました。
どちらも紅白の取り合わせになりました。
若い頃はこういう色あわせはなかったな〜〜と思いながら。
白は無色で色のサークルの中には無いので、色を合わせるのが難しく、
なかなか綺麗にならなかったり・・・そういう色です。
ようやく自分なりの合わせ方が出来てきたのかな?!と嬉しくなりました。
そして、菊の花を昔より好きになった自分がいるのも嬉しい!


踊り菊は踊るように、自由に生けよう


山白菊は渋可愛く、可憐に


そしてクリスマス!!
ワークショップがいくつかあるのと、カルチャー、レッスンなども
軒並みリース作りになり、この時季になると「やっぱりフレッシュ!!!」と
針葉樹のリースの試作や、そのほかアレンジも作ってみたりしています。


ピンクを入れてちょっとガーリーに
若いママさん向けワークショップの見本です

こちらは撮影でバラした材料を集めて
シンプルに大人っぽい針葉樹のリースに

針葉樹のリースはどれも似通いがちなので、自分の思いを大切に作るようにしています。
今回は白と緑、うっすらと雪景色を思い描いてみました。

お正月は、いよいよしめ飾りの資材も揃ってきます。
下ごしらえを進めながらの毎日です。たくさん作りますよ〜〜!!

朝晩は冷え込むようにもなってきてます。
みなさん、お風邪など気をつけて晩秋の美しい季節を楽しんでくださいね。
(クリスマスは少し先のお楽しみに!!笑)