”秋うらら”というタイトルで初めてのグループ花展を開催しました。
メンバーは6名。それぞれがフリーランスであったり、花店を経営していたり。
普段は早朝の花市場の売店前で、仕入れの合間の休憩に集ってはお茶を飲み、
よもやま話に盛り上がり、ケラケラと笑っている6人です。
私にとっては花を生けて30年、初めての試みでした。
夏に下見を兼ねて打ち合わせをして、前日14日に皆それぞれの花を生けました。
一人3点。うち2点はお店の横のテラス席?スペースに2点。
あと一点は店内の方ですが、私はそこではお店の前の外スペース担当です。
個人のテーマは「いつかの風景、どこかの景色、旅する花」
この場所の借景をいただいて、景色を描くように、風景になるように、
そしてそこから心の旅に出かけるような、そんな花を生けたいと思いました。
それから、個々には勉強中の俳句の季語をタイトルに
情景や風景をイメージする花生けをしてみようと。
外の石テーブルを一番に選ばせてもらいました。 |
「天高し」 秋は大気が澄み、晴れ渡った空が高く感じられる |
「秋ともし」 夜長をあかあかと照らす 灯は人を思索へと誘い、静けさを感じさせる |
「花野」 秋の草花が一面に咲き乱れる広々とした野原である 華やかさとともにどこか淋しさも感じさせる |
こんな3つの花生け。自分らしく表現できたかと思います。
ご覧いただいた方々に、いつかの風景、どこかの景色へ、
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