2020年10月17日土曜日

気持ちと一緒に季節を届ける花贈り

10月の前半に、お誕生日のお祝いのギフトをいくつか承りました。
贈りもののアレンジは、送り主さまにご用途、イメージなどをお伺いします。
あ、ご予算もですね。
箱に入れて、宅配便などで送らせていただくことがほとんどですので、
送料に予算が取られ過ぎないように箱の大きさを選び、
その箱に収まるように生けますので、大きさの制約が出来てしまいますが、
その中でも出来るだけ自然に生けることを心がけています。
市場に行ってから花を選ぶのですが、リクエストの花が指定されていなければ、
頭の中で頂いたご注文をぐるぐると思いながら、歩き出します。
必要なのは、メインの花とそれを引き立てる花。
イメージはメインの花で決まるわけではなくて、
脇役のものから「これ!」と言うものが見つかって、スタートする時もあります。
と言うか、そのほうが多いかもしれません。






また、大切にしているのは季節感でしょうか。その季節の花や枝や実など、色合いなど。
秋は紅葉ものも素敵ですし、実りの季節なので実物も良いですね。
ご用途によって、になりますので、一概には言えないのですが、
まったりとニュアンスの秋色も良いですが、私は艶やかなこっくりと深い色が好きです。
今回はたまたまと言うか・・・ダリアをメインに深まる秋の景色を生けました。
贈り主さまのお気持ちと一緒に季節をお届けできると嬉しいです。
そんなことを大切に、花をお届けさせていただいてます。

そして、10月の最初は花あわせレッスンでした。
オンライン「花の会」も4月以降併用しています。
オンラインでは私が生けるのを見ていただくので、色々と工夫しています。
平日と週末と、ほぼ同じ花材で生けましたが、
器を変えて、それぞれの器に合う方法としての生け方と、
それぞれの器に似合うイメージや佇まいなどを見ていただきました。
そんなのも面白いかな?とご紹介しますね。





ガラスの器には黄色のジニアをメインに、爽やかに浅い秋を伸び伸びと。
くるみのカゴには紫の野菊をメインに柔らかく深い秋をふんわりと。
 可憐な感じと大人の感じと、元気なのと淑やかなのと、、、、
なんて、ちょと感じ取れますでしょうか?!!
花を選んで、器を選んで、景色を思い浮かべて、イメージしながら生けるのって
とっても楽しいですよ!
ぜひ皆さんもそんな風に花を楽しんでみてください。
と、今回はしっかり(?)花のお話でした。

2020年10月4日日曜日

草紅葉って可愛い!

昨日、霧ヶ峰の八島湿原へ、草紅葉を見に散策へ行ってきました。 
皆さん、草紅葉ってご存知ですか?
その名の通り、木の紅葉ではなくて、草花の紅葉した姿を言います。
八島湿原は国の天然記念物指定を受ける、標高が1640mのところにある高層湿原で
たくさんの山の花が咲く、山の花の名所でもあります。
標高が高いので、秋の花の時期はもう終わり、木々の紅葉はもう少し先、
という時期でしたが、草紅葉の見頃でした。


ここの手前までは車で登ってこれます!

湿原の中には池が2つあります

立ち枯れもオブジェのようです 

こちらは少し色が残っていますね

夕焼けのように色づいた湿原の草紅葉

湿原の周りをぐるりと一周、大好きな木道を歩きます

湿原にはもちろん入れないのですが、大きな景色を見ながら、
周りに敷かれた木道を歩いてぐるりと一周。
色々な角度から見る湿原は、色々な表情で見飽きることはありません。
そして、木道の両側の植物を楽しみながら歩くことも出来ます。
ほとんどの草花は、花の時期は終わってますが、どれも立ち枯れも美しくて、
オブジェのような芸術品のような、です。
そして、咲いていた頃の景色を想像してみるのも楽しい。
今度は花の時期に来なくっちゃ!!と友達と話しながら
深呼吸をいっぱいしてきました!!
そして、歩き出した直後、浮かれすぎて、木道の間に落ちてしまい、
ちょっと捻挫してしまったという、秋の行楽の思い出もついております。笑。
東京からは3時間くらいかな?機会がありましたら、ぜひ!とってもいい所でしたよ。

そして、10/5(月)から、私の部屋 自由が丘店さまにて
今年もリースの展示販売がスタートいたします。

こちらは紫陽花のリース


グリーンメインの木のリース、紫陽花の花のリースに今年は小花のミニリースを。
そして、ナチュラルなスワッグも作りました。
深まる秋に、お気に入りを見つけていただけると嬉しいです。
お近くにお寄りの際はぜひ覗いて見てください!!

さあ、秋をいっぱい楽しんで参りましょう。