美味しい果物もたくさんですが、花も実ものがたくさんで、
実もの好きとしてはたまらない季節になります。
先日、川越のうつわノートさんで行われている
吉田佳道さんの花籠展に行ってきました。
細やかな手仕事の竹の花籠はどれも美しく、じーっと見入ってしまいます。
そして、今回の展示では華道家の齊藤謙大さんの花との展示でもあり、
会期中の花生けワークショップもあるとのことで参加させていただきました。
こんな言い方もなんですが、私はあまり他の人の花に興味がないというか、
影響されないようにしているというのか・・・・・というところがあります。
が、齊藤さんの花はうつわノートさんの花生けやSNSを拝見してて、
お会いしたいなぁ、とかねてから思っていました。
まず、生けられている花材がとても好きなものであることがありますが、
作品の佇まいが美しいこと、凛としているところに惹かれます。
ワクワクしながらの参加は・・・・・
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まずは花選びから すでに目が泳いでいます・笑 |
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吉田さんがご用意してくれているワークショップ用の花籠から 少し大ぶりの手付きかごを選びました。 |
生けるにあたり、普段の自分の自由な生け方は置いておいて、
かごの置き方や、落とし(水を貼る入れ物)の位置、十文字留めの使い方、
注意することなど、自分なりに質問をしてスタートしました。
せっかく参加するのですから、ニュートラルな姿勢で取り組むように、
いつもと違う制約(ルールというのでしょうか)を無視せずに
スタートラインに立って生けようと心がけました。
実ものが可愛かったので、紅葉、黄葉、立ち枯れなものを使って、
実りの秋の景色を花籠に、そんなイメージです。
花の選びに関しては「自分らしく」を大事に生けました。
楽し、難し。そんな花生け体験でしたが、勉強になりました。
花の選びに関しては「自分らしく」を大事に生けました。
楽し、難し。そんな花生け体験でしたが、勉強になりました。
1本1本の花の好きなところも違います。
それぞれの花、楽しく、楽しんで。
30年とちょっと花を生けてきて構築してきたいろいろを確認して、
また皆さんにお伝えできたらと思いました。
そして、先日マニュライフ生命さまのwebコンテンツ「Life2.0」に取材いただき、
いろいろ思い出しながら話をすることで、自身を振り返るような機会になりました。
以前はあまりこういうことを話すことはしてこなかったのですが、
自分も年を重ねて、少しは何かのお役にも立てるようになっていたらと
そんなことも思ったりしました。
花を生けて33年目、小さいながらでも実りを重ねてこれたかな?
実りの季節に思うこと。