2017年12月17日日曜日

本も植物も同じでした!

師走も半ばをすぎて、気ぜわしくなってきました。
クリスマスももうすぐですし、そのあとはお正月の準備です。
私はクリスマスの仕事は初旬に終えて、せっせとしめ飾りを作っています。
今年もたくさんのご注文をいただき感謝です。
そんなバタバタのなか、おやすみを作って板橋区立美術館へ行ってきました。
「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」という展覧会です。
公園の中に佇むこじんまりとした区立美術館ですが、充実の展示内容でした。


ガラスドアも装飾されていました!

展覧会ポスターも素敵

本の下にはタイトルと説明のキャプションがあり
その横に原画が数枚並ぶ構成

         



代表作「夜の木」の原画はどれも美しく楽しい
自然と生き物が一体となった絵などが並びます

オリッサ州の民芸品
民芸品、プリミティブなものにはほんと弱い


インドのさまざまな地域にその場所特有の民俗画というものがあり、民俗画家がいる。
また、さまざまな風習や、ストリーテラーによって語り継がれる民話がある。
そんな物や事が現代のデザインや考え方と交わって、素晴らしい絵本ができています。
今の世の中に、良き習わしや考え方を、自然にちゃんと伝えていけるって
そう簡単なことではないと思いますが、それを形にしているって素晴らしいですね。
温故知新でもあるのかな、と思います。
創設者の二人のインタビュービデオの中で「本と植物は同じで、必要な条件
良い環境を整えると大きく成長する。無理に育てようとするとうまくいかない」
というような事を話していました。
本と植物に例えられましたが、全てに結びつくなあと思います。
プリミティブ、土着、そこには根っこがあって脈々と今に繋がる、
そんな事をしっかりと感じる展覧会でした。
大地に根を張って、生きていきたいものですね!!
会期は1/8まで。よかったらご覧になってください。


部屋の中は作業の箱がいっぱいで、花を生けれていないので、
残ったひかげの蔓を丸めて壁に掛けてみました。
それだけでも箱だらけの部屋が生き生きしてきます。


下のソファにゴロンとなったら見えた景色が
きれいだったからパチリと


インプットもできたので、年末までもう一息頑張ります!
みなさんも良いクリスマスと年末をお過ごしくださいね。



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