散歩で見つけた早春

３月も下旬になりました。
ようやく今日はちょっぴり暖かかったかな・・・、という感じです。
早い年なら桜の便りも聞こえてくる頃ですが、やっと梅が満開を過ぎたような。

駒沢公園の梅林です
枝垂れ梅がきれいでした

なかなか春らしくなって来ませんが、大丈夫。
春は確実に近くまで来ていますよ！
お天気のいい日の散歩道で見つけた早春の景色をお届けします。
光が丸くなってきていたり、ふわっと沈丁花の香りが漂っていたり、
昨日より雑草の背が伸びていたり、そんな小さな変化にも春の喜びは満ちています。

だんぽぽでしょうか

昨日より伸びています！

椿は満開です

ナズナも大きくなっています

間違いなく春の日だまり。キラキラと輝いています。

季節が動く小さな変化を感じて、同じ時はないことを改めて知り、

大げさなようですが、今日の日に感謝です。

春のギフト

３月から４月はなにかとお祝い事の多い季節ですね。
花の仕事も、ギフトのお花の注文が増える時期でもあります。

お花の注文を頂くと、確認する大切なことのひとつは「ご用途」です。
それから、好きな色や雰囲気や、受け取る方のイメージなども伺ったりします。
そして一番は、送る側の方の心を届けることかな。
そういうことを大事にしながら、あとは季節の花をご用意させていただきます。
その季節の「旬」の花がやっぱりきれいです。

先日、ヨガスタジオとカジュアルなアパレルショップのオープンに
お花を送らせていただきました。
どちらもナチュラルなイメージを大事にして、
ひとつは大人っぽく。ひとつはカジュアルに。
同じ花材で違うタイプのアレンジに仕上げました。
使った花材は、葉牡丹やケールにゼラニュームなどのハーバルなグリーンと
パンジーにキンセンカ、チューリップなどです。

ぎゅっと集めて

ケールの深い紫とキンセンカのえび茶色、モダンな反対色で大人の感じに。

木箱にのびやかに

横長の木箱でフレッシュな春のベジタブル＆フラワーガーデン風にアレンジ。

春のギフト、贈り主の「おめでとう！」の気持ちも一緒に届きますように！

おひなさま

３月３日は”桃の節句”、ひな祭りでした。
私は子供の頃、ひな人形を持っていなくて、
この頃になるとちょっと近所の女の子がうらやましいものでした。
そんな近所のお宅のひな祭りパーティーに御呼ばれして行くと、
またその女の子がきれいな着物などきていたりして・・・。
少女時代はただ単に、女子らしい可愛さだけを感じて、憧れていたような気がします。

随分たって大人になってから、自分のために小さな内裏雛を買いました。

毎年、桃の花と菜の花を添えて飾っています。
今年も可愛く飾りました。菜の花と桃は一対で、ぼんぼりをイメージして生けました。

ひなあられも添えて

大人になった今は、暮らしの年中行事のひとつとして大切にしています。
節分の次は桃の節句、そしてお彼岸、桜の季節へと。
巡る季節を感じながら日々暮らす楽しさを教えてくれます。

さて、さて今日は５日。いくつになっても女子ですから、急いでしまわないと！

整理して生け変えました

小さく生けたぼんぼりの菜の花が咲いてきていました。

マグカップに生け変えて、前に大きく生けていた桃の枝と一緒に飾ります。

明るい黄色い花が今度は春の日だまりを届けてくれるようです。