2017年8月16日水曜日

道端に咲く花のように

なんだか梅雨のような8月の半ばです。
お盆休みの方はあいにくのお天気になりました。
8月は1回お休みをしたので、久しぶりのアップです。

こういう場所では基本、個人的なことを書かずに、
植物を中心にしたところから広がることを書くようにしてきました。
が、今回はちょっと個人的なことを少し。
8月の最初に、以前から決めていた「先天性股関節変型症」の
人工関節置換手術を受けました。
そんなこともあり、ブログもお休みさせていただきました。
長きに渡って騙し騙し付き合ってきた持病のようなものも
そろそろ限界が来ていて、これからも長く花が生けれるように、
楽しく毎日が送れるように、そんないろんなことを考えて思い切りました。
昨年の秋からひどく痛むようになってしまい受診をしたところ、
できるだけ温存する考えが主流だった30年ほど前から
医学はとても進歩をしていました。
以前はなぜ温存かというと、人工関節の寿命が短かったために、
若年で置換をすると何回か入れ替えることになるから、
年を取るまではできるだけ保たせましょう、ということでした。
ところが受診してみると、今は寿命が伸びていて多分30年以上は大丈夫と。
筋肉を切らないオペで負荷が大変少なく、翌日から加重ができる。
入院期間も劇的に短くなっていました。
ちゃんと知ることって大事ですね。
今はまだ杖歩行で、無理は禁物で、晴れ晴れとは行きませんが、
少しずつ、良くなっていくんだと言い聞かせています。
そして、家のこと、仕事のこと、自分の年齢や体のこと
いい先生に出会えたことなど、なんだか導かれたのかな?きっと、と。
何事も前向きばかりではいられないのが人というものですが、
信じることを大切にしたいと思っています。
進歩には一朝一夕はなく、たくさんの人の努力があることを忘れないように。

入院する時に時間をもてあますようになったらと本を少し持って行きました。
しかしながら術後はやはり満身創痍。
4日目くらいでようやく活字を見る気になりましたが、がっつりは無理なところ、
アラスカデナリの特集を組んでいたcoyoteをめくりました。
デナリ国定公園を歩きたい!それも足が治ったらのひとつの夢でしたから、
思いを馳せながらなんとか頑張ろう〜〜〜みたいなのもありました。






より自然な花を生けていこう、デナリに行きたい!と思うようになったのは
星野道夫さんの写真と言葉に感銘を受けたことが大きいです。
自分の中で決断をして一歩を出したもののどこか不安も迷いも少しある、
そんな時に傍で支えてくれた言葉は10年前も今回も変わらない。
そうそう植物は、まだまだ勉強中、ずっと飽きずにどんどん好き。
これからも植物と暮らしていけるように。



なんと中国版が出版されました!

家に帰ると、去年末に伺っていた中国版「花あわせノート」の見本誌が届いていました。
たくさんの方に花の楽しみをお届けできると嬉しいです!





最初に生けた花はタデ。
去年緑道に1本植えたのが増えてたくさん茂っていました。
さすが雑草、たくましいな〜〜、かわいいな〜〜。
まだまだいろいろなことが思うようにはできないですが、日毎日毎。
ぼちぼち、焦らず、私もたくましく、可憐に(笑)参りましょう!!






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