2019年3月16日土曜日

ごめんよ、オキナグサ。

3月も半ばを過ぎて来週は春彼岸、最近はすごく暖かい日もありますが、
えらく寒い日もあり、まだまだ油断は禁物の時季です。
でも外の景色を見ると、ちらほらと木蓮が咲いていたり、
早咲きの桜も見れたり、沈丁花の香りはいっぱいで、
我が家の植え込みや、鉢で育てている草花にも、日々春の発見が!!
紫陽花の枝に新しい葉が急に増えて、蕗の薹の花が咲いてたり、
岩ヤツデの芽が土から出てきてたりして、ウキウキ、ワクワクしています。

花市場でもチラホラと山野草を見つけられる時期になってきました。
こういう花は季節でもちょこっとしか出なくて、
見つけるとついつい自分に、と買っては生けて楽しみます。
先週は「翁草ーオキナグサ」を見つけてきました。
さて、どんな風に生けようか?と、この花の魅力を頭の中で考えます。
「早春の山、花が先行する春の花木の下に楚々と咲く、野草の息吹き。」






 うーん、難しい!!
木五倍子と彼岸桜と壺に生けましたが・・・・
木五倍子の曖昧なクリーム色と、彼岸桜の浅いピンクに、
この海老茶の翁草の色は、春の靄った景色にぴったり!!と思うのですが、
なんか翁草がこんなではないなぁ〜〜〜〜・・・・と。
可憐な花のようで、結構ファニーで個性強し!!なんですよね。
山野草って、そういうのが魅力なんですけどね。
実は芯が強くて、凛としている。私が好きなのはそんなところでもあります。
少し減らして、1本の姿を見えるように生け直したのが2枚目です。
ちょっと落ち着いたかな?欲張りすぎはダメですね・・・。
そして、結局、それだけで細い首の器に生けてもみました。
まあ、これはこれで茶花っぽくていいのかな?
そんなことで、ごめんよ、オキナグサ。笑。精進してまいります!


そして、こちらも精進してまいります Part2。
お花の生徒さんから、お嬢さんの卒園式の際の花束を、大中小とご依頼いただきました。
花屋経験がないので、花束がなかなか難しい。汗。
後、一般的な相場というか、イメージがいまいち分からない。
それでも私にご依頼くださるのですから、
私の良さ(?)もあり、喜んでいただけるものをと思います。






色が地味かしら・・・・?とか思いつつ、桜や躑躅の枝を入れ和洋折衷の季節の花を
私なりの春のお祝いの気持ちをこめて束ねさせていただきました。
後から、嬉しいお礼の言葉もいただけて、ホッと気持ち暖かな春の日になりました。
でも、こんな風にまだまだ色々足らないところがありますね。
日々、精進!!と胸に刻んだ春彼岸の前でした。


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