2017年9月18日月曜日

大人の遠足。長月

少しずつ体調もよくなってきた9月の半ばに、久々の大人の遠足に出かけました。
場所は山梨から富士吉田を経由して、御殿場に。
行きは中央道、帰りは東名とぐるっと遠足というよりはドライブですかね。
まずは山梨は「evam eva yamanashi」へ。
ショップ、レストラン、ギャラリーが併設された空間です。
素敵な門構えと庭は、元にお屋敷があったことを教えてくれるよう。
ライフスタイルショップと言うのでしょうか、
こういう形態のお店が都会ではない自然の近くに増えていますね。


立派でシンプルな門構え



庭は色々な種類の楓がたくさん
紅葉の時季は綺麗でしょうね!


           
            レストランのある「味」の建物


お昼のランチは1種類のみ
長月 昼の膳は地産地消的な季節のごはん



お腹が膨れたら出発!富士吉田のショップ&カフェに立ち寄り、一路御殿場へ。
御殿場でのお目当は「とらや工房」。
そう、あのとらやさんの御殿場のお店です。
かなりの広さの敷地にある工房とイートイン出来る施設は
とても気持ちのよい素朴な空間でした。



こちら入り口
素敵すぎ!!


工房で焼かれたどら焼きはお土産に
中ではかるかんを頂きました


美味しいショップ巡りのような遠足でしたが、どこも自然の中に調和して
これぞランドスケープ!というところでしょうか。
お店に行っても木や草や、そんなもんにテンションが上がるのはいつものことでした。

そして、お彼岸が近くなると、うちの前の緑道に、驚くくらい急に伸びている彼岸花。
毎年同じことで驚き、喜んでいる景色です。
自然のサイクルって本当に素晴らしいですね。



彼岸がやってくる頃に
え!!って具合に咲く彼岸花


廃品を使ったお手製のカートです


そして2ヶ月ぶりに車を運転して、市場に行ってきました。
愛車(かご)を転がし市場の中を進んで行きましたが、
なんだか目が泳いで定まらず(笑)、
不思議な感覚の中、少しですが花を仕入れてきました。
社会復帰もリハビリ中ですね。
遠足でリフレッシュ、近くの自然にも目がいくようになってきました。
少しずつ頑張って参ります!!

2017年9月3日日曜日

花のこよみ2018出来ました!

今年は前回に書いたように、入院、手術、リハビリとで
いつのなく季節感のない夏を過ごしました。
せっかちな性格を自ら諌めるように「慌てず、焦らず、ゆっくりと」と
「これも神様がくれた時間だから」と言い聞かせてすごした8月です。
そして花を生けることも少なくて、自然散策はましてやで9月を迎えました。

なので、宣伝やら、観た映画やらを紹介することにいたします。
まずは、今年も作りました!!「花のこよみ 2018」。
2017年度と同じ形態でポストカードになりすが、紙が少し変わりました。
価格も¥1400+税で¥1512になります。自主販売になります。
よろしかったらBouquet de soleilのHPのコンタクトからお問い合わせください!!


可愛い木の家のマグネットスタンドは
鎌倉の日用美さんの商品です


映画は入院前にAmazonprimeに間違って入ってしまい・・・
それならばと、劇場に観に行かないけどちょっと観たかった
そんな映画を何本か観ました。



ブリジットさんもお年を取られましたね
永遠の愛されキャラ、楽しみました!

さすがフランス映画
衣装、映像、おしゃれでしたよ〜

綺麗で個性豊かな4姉妹の物語
周りを固める役者さんも見事です

夢と切ないラブストーリーと
ミュージカルミュージカルしてなくて良かったです
こちらはレンタルしました

自分がしんどい時期だったので、軽く(?)観れるものを選んだつもりです。
海街diaryがちょっぴり泣けてしまったけど・・・・。
観てなくて、気になるのがあったら是非ご覧くださいね!

9月に入ったら急に秋めいてきました。
ぼちぼち大好きな秋の花を生けていきましょう。
慌てず、焦らず、頂いた時間を大切に。







2017年8月16日水曜日

道端に咲く花のように

なんだか梅雨のような8月の半ばです。
お盆休みの方はあいにくのお天気になりました。
8月は1回お休みをしたので、久しぶりのアップです。

こういう場所では基本、個人的なことを書かずに、
植物を中心にしたところから広がることを書くようにしてきました。
が、今回はちょっと個人的なことを少し。
8月の最初に、以前から決めていた「先天性股関節変型症」の
人工関節置換手術を受けました。
そんなこともあり、ブログもお休みさせていただきました。
長きに渡って騙し騙し付き合ってきた持病のようなものも
そろそろ限界が来ていて、これからも長く花が生けれるように、
楽しく毎日が送れるように、そんないろんなことを考えて思い切りました。
昨年の秋からひどく痛むようになってしまい受診をしたところ、
できるだけ温存する考えが主流だった30年ほど前から
医学はとても進歩をしていました。
以前はなぜ温存かというと、人工関節の寿命が短かったために、
若年で置換をすると何回か入れ替えることになるから、
年を取るまではできるだけ保たせましょう、ということでした。
ところが受診してみると、今は寿命が伸びていて多分30年以上は大丈夫と。
筋肉を切らないオペで負荷が大変少なく、翌日から加重ができる。
入院期間も劇的に短くなっていました。
ちゃんと知ることって大事ですね。
今はまだ杖歩行で、無理は禁物で、晴れ晴れとは行きませんが、
少しずつ、良くなっていくんだと言い聞かせています。
そして、家のこと、仕事のこと、自分の年齢や体のこと
いい先生に出会えたことなど、なんだか導かれたのかな?きっと、と。
何事も前向きばかりではいられないのが人というものですが、
信じることを大切にしたいと思っています。
進歩には一朝一夕はなく、たくさんの人の努力があることを忘れないように。

入院する時に時間をもてあますようになったらと本を少し持って行きました。
しかしながら術後はやはり満身創痍。
4日目くらいでようやく活字を見る気になりましたが、がっつりは無理なところ、
アラスカデナリの特集を組んでいたcoyoteをめくりました。
デナリ国定公園を歩きたい!それも足が治ったらのひとつの夢でしたから、
思いを馳せながらなんとか頑張ろう〜〜〜みたいなのもありました。






より自然な花を生けていこう、デナリに行きたい!と思うようになったのは
星野道夫さんの写真と言葉に感銘を受けたことが大きいです。
自分の中で決断をして一歩を出したもののどこか不安も迷いも少しある、
そんな時に傍で支えてくれた言葉は10年前も今回も変わらない。
そうそう植物は、まだまだ勉強中、ずっと飽きずにどんどん好き。
これからも植物と暮らしていけるように。



なんと中国版が出版されました!

家に帰ると、去年末に伺っていた中国版「花あわせノート」の見本誌が届いていました。
たくさんの方に花の楽しみをお届けできると嬉しいです!





最初に生けた花はタデ。
去年緑道に1本植えたのが増えてたくさん茂っていました。
さすが雑草、たくましいな〜〜、かわいいな〜〜。
まだまだいろいろなことが思うようにはできないですが、日毎日毎。
ぼちぼち、焦らず、私もたくましく、可憐に(笑)参りましょう!!






2017年7月17日月曜日

ガラスの器で涼やかに

花を生ける器は、水が張れればなんでも大丈夫。
水を直接張れないものは、水を張れるコップやら空き瓶やらを落としにして。
基本的にはそんな考えで日頃から花を生けています。
いわゆる花瓶とされているものでは、ガラス、 陶器、スチール製が
一般的ですが、皆さんが一番多くお持ちなのはガラスの花瓶でしょうか。
シンプルなガラスの花瓶は癖がなく、1個持っていればとても便利ですね。
ただ、シンプルがゆえに、それなりの花の量がないとみすぼらしくなり、
少し工夫して生けないと、かなりの凡庸な昔っぽいアレンジに見えがちです。
なので家で少しの量の花を生ける時は、グラスやピッチャー、空き瓶などの
生活雑器に生けることが多くなります。
それはそれで、暮らしになじんでとてもいいのですが、
花瓶という道具は「餅は餅屋」とでも言いましょうか、
やはり理にかなっていて、懐深く花を受け止めてくれるようにも思います。

先だって、川越のうつわギャラリー「うつわノート」さんで、
目片千恵さんのガラス展のお花を生ける機会をいただきました。
小さな一輪挿し、掛け花入れ、小ぶりの花瓶、金魚鉢などに生けました。
金魚鉢以外は花器として作られたものです。
目片さんの作った花器に花を生けると、花瓶という道具の利便性と、
いわゆるガラス花瓶と言われる物の凡庸さではない、
そう、私が生活雑器を好んで花を生ける感覚に近い、自然な落ち着きを
感じることができました。
器と花と引き立てあって、調和して、佇まいになる。
そんな懐の深さを実感し、また勉強になりました。
作家物の花器はオブジェのようにそれだけで完成している印象が、
自分の中にありましたが、そうではないんだ、花をおおらかに
受け止めてくれるんだ・・・と、自分の可能性が開けたように思います。



イチゴの葉とブルーベリー
ハマナスとヤマアジサイ
ぬかきびとヤマアジサイ

ブラックベリー、コケモモ、葉山椒、刈萱


小さい器は2種類ほど、少し大きいのも4種5本ほど。
器のフォルムや色や、個性と調和するように生けましょう。
引き立てあって夏らしく、涼やかな花に仕上がりました。
家でもガラスの器に早速生けたら、うちの中に涼風が吹いたような。
夏のガラス器はいいですね。
みなさんも、小さいものでも十分なので、ガラスのちょっと素敵な花器に
生けてみてください、夏の草花や枝に実など。




2017年7月2日日曜日

緑だけもいいもんです

今年も半分が過ぎ!!7月を迎えて後半に突入です。
まだ半分あるといえばそれなりに長さはありますが、
それにしても光陰矢の如しと言いますのでしょうか、あっという間に半分。
焦る気持ちもありますが、歳とともに「あっという間も幸せ」と
元気に毎日が送れたことに、喜びを見つけることが出来るようになりました。笑

空梅雨のような今年の雨模様ですが、ここに来てちょっと梅雨らしくなり、
湿度が上がって来ましたね。
晴れた日は夏日にもなりますし、とにかく花の持ちが悪くなってきました。
お花の生徒さんたちにも恐縮しながらの7月になります。
私も最初は花が入った状態で生けることがほとんどですが、
水を替え、整理して、生け直すのを3回くらいすると、
ほぼ緑だけが残るようになります。
それに新しい花を足して生けるのありですが、庭に咲いているなら切ってとか。
でもわざわざ買いに行くのもな・・・ときっとなるでしょう。
私は案外、緑だけで生けるのもいい感じで結構好きです。
「花を生ける」仕事ですが・・・いわゆる「花」に限定しているのではなく、
植物、自然な物などあわせて「花を生ける」という気持ちです。
実際自分のインスタグラムの一覧を見ると、緑の比が多いのに笑っちゃうような。
よかったらご覧ください!


最初は花が主役に入っています

こちらも紫陽花がしっかりと主役に


水を替えて、ダメになった花を整理して、使えるものを幾つかに分け切り戻し、
組み合わせも少し考えながら、それぞれの長さに合わせて器を選びます。
3回めで4つの小さいアレンジになりました。
ほとんどが緑ですが、緑の色も形も色々なので、
メリハリやグラデーションが生まれ、この時期に涼やかさも感じられます。








緑のアレンジ、なかなかいいですよね!
花持ちの悪い季節に、涼やかに夏の緑のアレンジを楽しんでみてください。

2017年6月17日土曜日

紫陽花の季節です

入梅したものの好天の日が多く、湿度もまだそんなに上がらず
あまり梅雨らしくない6月の半ばです。
どちらも嬉しくはありますが、雨が降らないのも困ります。
この季節の雨は「恵」ですからね。
私の好きな花木、紫陽花も水が大好きです。
雨に濡れたしとやかな様、梅雨晴れ間に水滴を輝かせた様、
そんな姿が紫陽花にはやっぱりお似合いに思います。


スタンダードな青い紫陽花はやっぱりきれい


紫陽花好きなので、アレンジに、教室に、撮影にと生けたくなり
この時期は、ついつい鉢物を買って切って生けて・・・、
いろいろな色、種類の株が増えてしまいます。
庭があるわけでなく、狭いベランダと玄関先に置く鉢の数にも限界が。
で、またまた家の前の緑道ジャック?!で今年も4株植えちゃいました。
そしてベランダを整理して、緑の中に一株、白い紫陽花を。
来年、育った色々な色の紫陽花を生けれるなぁ〜〜思うと、ニンマリです。



緑の中に白が映え、爽やかにまとまりました

青露や弾け転げるガラス玉  綾 

以前、紫陽花の季節に作った自分でもお気に入りの句です。
梅雨もこれからが本番になるのかな。
長雨は鬱陶しく思いますが、
紫陽花の葉に、こんな景色を見つけて楽しく過ごしてまいりましょう。

おまけは、最近観た映画と写真展。
あれやこれやと言い出すと長くなってしまいますので、それは控えて。
映画は「マンチェスター バイ ザ シー」「20センチュリー ウーマン」
写真は「ソール・ライター展」
どれも観たいと思っていて、うまく時間を作れて観れました!
それぞれ、色々な光(見えるものも見えないものも)の美しさを感じ、
余韻が溢れる作品でした。よかったら観てみてください。








追記
ビルケン歴30年近く、なんの根拠もないけどそろそろ卒業と思っていたが、
20センチュリーウーマンを観てやっぱりと・・・この夏のnewビルケン。笑

2017年6月1日木曜日

森林浴と深呼吸の旅へ

5月さいごの週末に、福島県裏磐梯へ出かけてきました。
ずいぶん経ってしまってますが、昨年年末の打ち上げということで、
今回もリースから迎春飾りとお手伝いいただいた皆との旅です。
去年の11月から、裏磐梯に行こう!という事になっていて、
せっかくなら新緑の季節がいいね、と今までお預けにしていました。

正式には「磐梯朝日国立公園」という福島、山形、新潟の3県にまたがる
大きな地域で、今回行ったところはその中の会津・裏磐梯という
ほんの一握りほどの場所。目的は自然散策とホテル。
ホテルは何かの記事で見て以来、ずっと行きたかった「ホテリ アアルト」
使われなくなっていた山荘をリユースし、宿泊施設として蘇らせたホテルです。


裏側の食堂サイドの外

リビングスペースもすごく落ち着きます!

夕飯は地産の食材でフルコース

朝食もたっぷりです

すごくおしゃれなホテルですが、いわゆるデザイナーホテルともちがう
素朴さとシンプルさが、まるで家にいるような居心地の良さを与えてくれます。

そして森林浴は、初日は五色沼自然探勝路をゆっくり。
4km1時間半ほどのコースですが、毘沙門沼でボートに乗り、
ワイワイ歩いて3時間弱・笑。
小さな沼も含めると9個ほど。どれも違った色をしていて不思議です。
底に堆積した鉱物やらで色んな色になっているそう。
そして周りはどこまでも緑、緑、緑です。
翌日は、まずはホテルの敷地の散策路を楽しみました。
いやいや、宿泊施設だけではないですよ、アアルト!!
この散策路の素晴らしいこと。幻想的な森の景色が広がります。
チェックアウト後はレンゲ沼、中瀬沼探勝路から桧原湖畔探勝路と歩きました。
桧原湖は「福島の松島」と呼ばれるらしく、湖の中に木のある小さな島がいくつも。
吊り橋からの眺めも良かったです。


青緑の沼は毘沙門沼

空色の沼は弁天沼

桧原湖畔の吊り橋

アアルトの森は幻想的

天気予報は晴れでしたが、3方を山に囲まれているせいか?
ちょうど上に雲がかかり、時折霧雨が降っていた2日間。
でも歩くときは降られずに、たまの薄日が濡れた木々を煌めかせてくれました。
そりゃあ晴れていたら気持ちは良いのでしょうが、
ありがたみはこっちの方があるかもな〜〜〜、なんて。
緑のミストを浴びて、大きく深呼吸をした贅沢な2日間でした。

帰ってから生けたギフトの花も、緑が多くなりました。笑






出会った景色、そのときの気持ち、そんなものをいつも花に託しているような。
皐月、5月は緑の月でした。
そして6月、雨の季節、水無月のスタートです。
恵の雨を楽しめますように。