2017年5月15日月曜日

夏支度の始まりです

立夏も過ぎ、緑が濃く空を埋め尽くしてきたら、もう5月も後半です。
やたら暑いまさかの夏日が幾日かありましたが、ちょっと落ち着いてきたかな?
そんなことを思っていると、ちょっぴり梅雨の事も気になってくる頃ですね。

私は連休があけてからは、花の教室、母の日そして夏のリースの納品が重なって、
怒涛のような週でした。
今年は母の日が遅くて、カレンダーの都合でどうしても他の仕事と
同じ週になってしまいました。
なんとか無事に業務完了したあとは、えらい脱力感がやってきて、
こういうのも年々きつくなってきたなぁというのが本音かも?!
それでも、いろいろなご縁で仕事をいただいていますから、
ほんとうにありがたい!!ので、自分でちゃんとメンテナンスしながら
ずっと花の仕事をしていきたいと思っています。

そんな中、納品終えた夏のリース。
今週末くらいからお店でご覧いただけるかと思います。
私の部屋池袋、名古屋、札幌、熊本店さまの4店舗での展示販売です。
6月の後半には自由が丘店様もスタートします。


インディゴブルー

ライトグリーン

パウダーブルー

ナチュラルはキウイのつるでベースも作りました

ボールオーナメントも久々にお目見得

吊るしても、置いてもかわいいです


夏らしいラインナップになりましたよ!
秋冬と同じプリザーブドアジサイがメインですが、色のトーンや組み合わせ、
そして合わせる副花材を草っぽくしたり、白や黄色、青を差し色にして入れたり
リボンを軽やかにしたり・・・そんなことで季節感を出すように工夫しました。
部屋の模様替えは大変ですが、ちょっとした小物使いで季節の景色になりますね。
うっとうしい雨の季節が来る前に、夏のリースやオーナメントで
夏の支度をぜひ初めてみてください!



母の日のギフトアレンジはこんなイメージでお届けいたしました!


そしていくつかいただいた母の日のお花は、芍薬をメインに生けました。
ありがとうの気持ちを、季節の旬の花にのせて。
こちらも初夏の景色を楽しんでいただければと思います。





2017年5月5日金曜日

新緑の季節に、緑を愛で、生けて。

好天に恵まれたゴールデンウイークも後半になりました。
こんなにお天気が続くと、嬉しくなりますね。
私のゴールデンウイークは特にゴールデンな事柄はなく、
ご注文頂いている夏のリース作りをコツコツとしながら、
合間にちょっと出かけて・・・楽しく過ごしています。

まずは、横須賀美術館と葉山に1日トリップ。

デンマークのデザイン展が開催中です

葉山の昵懇さんでテディベア展を

夕暮れの葉山の海岸


次は、品川の原美術館。


エリザベス ペイトン展を観てきました


横須賀美術館、 原美術館、郊外と都心ですがともに建物も素晴らしく、緑がある美術館。
文化と自然が共存して、景観となっていて、大好きな美術館です。
ゆっくりと時間が流れる空間で作品を観ることができますよ。

そして、皐月五月は緑がぐんぐん伸びて輝く、新緑のきれいな季節です。
が、家で制作仕事をしているとついこもりがちに。
犬の散歩と植物の水やりでかろうじて戸外に出るような日もあります。
少しの時間でも、毎日変化する木々の緑を見ては喜んでいます。
新緑は、ちょっぴり疲れた目と体と心をリフレッシュしてくれますね。


葉山椒の花が咲いています

草苺も咲きました

イチジクも実が付いている!!

小さな植え込みにも初夏の匂いがしてきました。
生けるのにも大好きな初夏の花や枝物、緑が増えてきます。


二輪草と踊子草

愛知からの山採りの花、生けました

野趣溢れる花を生けるのは、とても贅沢で幸せな時間です。
季節の風を皆さんにも感じてもらえるともっと嬉しい。

花を生け始めて30年と少し、プランツスタイリストとして仕事をして25年と少し。
その時その時いただく仕事に感謝しながら、私なりに走ってきました。
なにかの節目にあたると少し立ち止まり、いろいろな事を考えながら。
その節のひとつ、年齢的にもこれからの事を考える50歳を迎える頃に
ぼんやりと「これから先はどんな風にしていきたいのか?」と
能動態で考えるようになりました。
これまでは、もう少し受け身だったのかもしれませんし、
あるいは迷いがなかったのかもしれません。
そして55歳を過ぎた今、
スタイリストとして、依頼頂いた仕事の意図に合わせて生けることと、
もうひとつはもう少し自由に、表現として生けることをしていければと思っています。
そんな思いを「花手」という肩書きに込めました。
歌を歌う人を「歌い手」というのと同じようなイメージです。
ずっとずっと、花を生ける人でいよう。
そんな思いと決意を込めた新しい肩書きです。
「花手・井出 綾」をどうぞよろしくお願いします。




2017年4月17日月曜日

母の日のギフト

今年の母の日は5月14日(日)です。
気がつけば、ひと月を切っていました。
今年も母の日のギフトアレンジをご用意させていただくのですが、
ちょっとご案内が遅れてしまってます。
母の日なので、何年もカーネーションを使ったアレンジを作っていましたが、
昨年よりこだわらずに、季節の花を送らせていただいております。
今年も地味目ではありますが、初夏の風を乗せて季節の花を、
大切な方へお届けさせていただきます。
ご希望ございましたら、ホームページのコンタクトからお申し込みください。


グリーンとピンク、ブリキのポットに寄せ植え風にアレンジしました


そして、私の部屋リビングさまの自由が丘、池袋、丸の内、国立、横浜、
柏、新潟、札幌、あべの店様にて、母の日のプレゼントに添える
コサージュ仕立ての小さなブーケを販売いただきます。
丸いケースに入ったプリザーブドフラワーのミニブーケ、
レッドとベビーピンク、ローズピンクの3色です。
可愛く仕上がりましたので、よかったら店頭でお手にとってみてください!


母の日にスタンダードなレッド

こちらは可愛いベビーピンク

ちょっと大人なローズピンク


桜もすっかり葉桜になり、昼の気温も上がってきました。
あとちょっとで初夏がやってきますね。
母の日ギフトのサンプルを生けた後に、残った芍薬を小さく生けました。


コーラルピンクと黄色、バックの青も効いて
モダンなコーナーになりました!


これから街路や庭に咲く大好きな山吹を添えると、
次来る季節がぐっと近づいてきたようです。
風薫る、緑輝く季節ももうすぐですね!


2017年4月2日日曜日

桜咲く、始まりの季節です

3月の20日頃の開花宣言から、寒の戻りも戻りすぎ?のような寒さがあり、
我が家の前の並木の桜も足踏み状態のまま4月になりました。
花冷え、花曇りというこの時期の言葉がありますが、
咲いてないので使うにはちょっと違うような気もします。
4月1日が満開予報でしたので、たくさんの方が花見の予定を組まれたかと。
私もご多聞にもれず「花見の会」なるものを企画していました。
大窓の向こうが桜なので、天気は気にせず部屋の中からお花見ができますが、
まさかの2、3分咲き。
そんな中、今年は花の生徒さんで料理家の「まさり草」植木えみこさんの
美味しいお料理をいただきながら、わいわいとおしゃべりに花が咲く時間を
過ごすことができました。


日本料理の「まさり草」植木さんの旬の素材を生かしたお料理
インスタグラムで色々拝見できますよ!こちらからどうぞ

今日、日曜は少し晴れたのでちょっとだけ咲き進みました
今年もライトアップしています


春夏秋冬、どの季節も窓からの景色が好きですが、やっぱり格別な花の季節です。
さあ、スタート!!と、ワクワクと新しい気持ちになれるような気がします。
そんな季節だからか、春はメディアでも花の特集が増える季節でもあり、
私も幾つか仕事をさせていただきました。


ヘーベルハウスの会報誌では新連載がスタートしました 
Panasonicの暮らし情報誌でも取材いただきました



ふたつとも書店で並ぶ媒体ではないですが、どこかで見つけたらぜひ!
下のwebの方はリンクからぜひ、ご覧ください。初歩から楽しめる内容になっています。


       
         北欧、暮らしの道具店さまのサイトで5話連載がスタートしました!


そして、この時期に見ると生けたくなる花のひとつ、ミヤコワスレ。
素朴な野趣ある草花、花木はやっぱり私の花の原点です。
初心を忘れず、また新しい季節に新しい気持ちで花を生けて行きましょう!!



道端に咲くように生けてみよう、ミヤコワスレの花









2017年3月19日日曜日

春彼岸に彼岸桜を生けました

春のお彼岸を迎えました。
お天気の良い日はほんとうに春らしくなってきて、なんだかとても嬉しい。
寒がりの私もようやく、重ね着、重ね履きを少なくしても大丈夫?
と、ちょっとずつ減らして身軽になってきました。

そんな春彼岸の頃に生ける花は、やっぱり「彼岸桜」。
2月くらいから市場に出回ってきますが、その頃は生けたい気持ちを抑え、
そろそろお彼岸だなぁ、ようやく春だなぁと、春が隣くらいに感じられてから
ワクワクしながら、まだ堅い蕾のついた彼岸桜を生けます。
比較的すぐに咲いてくる桜なので、一週間もすれば満開に。
白に見紛うほどの薄い薄いピンクの花が、春の陽光に透け一段と綺麗です。



蕾のころ、枝の動きを楽しんで伸びやかに生けました

満開の淡い花が引き立つように、ムシカリの緑の葉を添えました
アクセントに菜の花を


同じ花木でも、蕾と満開のころでは印象が変わりますね。
蕾のころから生け始めると、3分、5分、7分・・・そして満開へ。
枝物は持ちのいいのが嬉しいですが、こんな風に季節が進んで行くのを
実感できるのが一番のいいところかもしれません。
すこしずつ切り戻し、水を変え、生け替えながら、季節の移り変わりを楽しむ。
桜に違わず、花の木の豊富な春はそんな風に楽しんでみてください。

そしておまけです。
国立新美術館で開催中の「草間彌生:わが永遠の魂」展を観てきました。
いいも悪いも、好きも嫌いも、何もかも超越した「力」にあふれていました。



さすが、金曜ですが混んでいます
週末は大変な混みようらしいです


乃木坂つながりで、Books&Modernで植田正治さんの写真展を観て、



Ueda-choもストレートフォトも素晴らしいです
カレンダー買いました


そしてトリにギャラリー間での堀部 安嗣さんと田根剛さんのトークイベントに。



作品集にサインしていただきました!


堀部さんの「南の家」に一目惚れして、楽しみに対談を聞きに行きました。
共通して言われてた「設計においてプロポーションが一番大切」という言葉。
プロポーションを辞書で引くと「調和、比率、割合、バランスをとる」などが
和訳として出てきます。
花を生けるのも同じだなぁ、大切なことって、なんでも同じなんだなぁ。
と、充実の乃木坂の夕べでした。
上ふたつはまだ会期中ですので、よかったらお出かけしてみてください。





2017年3月5日日曜日

弥生3月春めいて

3月の声を聞くとなんだかすごくホッとします。
気温はまだ冬のようでも、陽の光は丸みを帯び、風も少し柔らかく、
湿度も少し上がってきたような。
春めいてきたな〜〜〜!!と実感が持てるようになるからでしょうね、きっと。

春だから、というわけでもないのですが、
名刺を20年ぶりに新しくしたのが出来てきました。
2月の最後の週末に訪れた埼玉の「うつわノート」さんの”遠くの太鼓”という展覧会で、
木仏像をいただいて、我が家の仏様も出来ました。


名刺と自然木仏様


生活の中に根ざし生まれる信仰は国境はないですね


こちらはフランスの木像、マリア様


名刺は小さな紙ではありますが、名は体を表すというように
自分がギュッと凝縮された大切なものだと思います。
仕事柄もありますが、花を生ける井出綾がそこにいるようなものでしょうか。
小さな仕事ですが、デザイナーさんとしっかり話をして、
表現を形にしていただくことができました。
作っていただく行程でも、ひとつひとつ細やかに、
そしてまたおおらかに全体を見ていくことが大切だということも
花を生けるのと一緒だなぁ、なんでも一緒だなぁと改めて実感しました。

仏像は子供の頃は畏怖の思い(もっと感覚的なものでしょうが)が強く、
ちょっと怖い存在でしたが、大人になってからは見ているだけで穏やかな気持ちに
なれる存在に変わり、いつか小さな木の仏様をと何年も思い続けていました。
どこの国のものか?誰が作ったものか?の小さい自然木の民間信仰の仏様は、
敬虔な一神教ではない「あらゆるところに神は宿る」と信じている私を
きっと見守ってくださると思います。



木偏に春、椿
赤と白の複色の椿はノスタルジックです

アブラチャンと豆とラケナリア
春の若緑と黄色は澄みやかできれいです


そして部屋全体が柔らかい光に変わっていくのを感じながら、
春らしい花を生けて楽しんでいます。
50代も半ばをすぎいよいよ後半の頃の春に、偶然ではありますが、
柔らかい気持ちでまた一歩と思える3月の始まりを迎えることができました。
あらゆるものに深謝の春です。



2017年2月18日土曜日

冬の京都へイマジネーションの旅

2月の初旬、故郷兵庫に帰省をしてきました。
最近は帰省の時には実家から少し足を伸ばし、西日本プチトリップを楽しんでいます。
今回は京都へ。
京都は実家から1時間もかからずに行ける場所ですが、
若い頃は三ノ宮や梅田などのショッピンクエリアに遊びに行くことがほとんどで、
京都は出かけることが少ない場所でした。
そして子供連れで帰省の頃は、やはり子供エリアが中心でしたが、
今は一人で帰省することがほどんどになったので、
どこか行こう!と思うと、京都には行きたいところがたくさんあります。

まずは参観許可の取れた「修学院離宮」へ。
ちょうど大寒波が来た週末で、大雪予報の中出かけたのですが、
ほとんど降られることもなく、前日降った雪景色の中を歩き、
美しい景色は天からのプレゼントのようでした!






比叡山の麓に広がる借景庭園は、ディズニーランドと同じくらいの敷地だそう。
どこを切り取って見ても、大きく見ても、本当に素晴らしく美しく、感動ですが、
360年ほど前に人が作った庭と知ると、また大きな感動!!
手つかずの自然は素晴らしいけれど、これだけのスケールの景観を人の手が作れること、年月を経て自然と一体化して景色となることの素晴らしさに感服。
これこそがランドスケープなんだろうな〜としみじみ思いました。

そして、
修学院から京都河原町への道中に、東山慈照寺、銀閣寺があるので立ち寄りました。





簡素枯淡な佇まいが美しい銀閣寺、枯山水もシンプルで力強い。
こちらもほんのり雪化粧でいい感じでした。
この後は阪急京都線で大山崎に行き、築90年近い藤井厚二の住宅「聴竹居」を見学。
こちらは写真はアップ不可ですので、リンクからご覧ください。
パッシブエネルギーをこの時代に取り入れた、モダンな住宅にまたうっとり。
その後は、レストランmonkにて、京野菜中心の美味し、美しご飯をいただき、
早朝から夜まで京都の1日が終了。







どこへ行っても、そこにある自然と、そこから人の手を介して生まれるものに
出会える場所に惹かれ、改めて自然への敬意を噛みしめる。
そしてまた「花を生けよう。」と思う。
そんな繰り返しが、私には大切なことなんですね。
機会があったら是非、静かな冬の京都へお出かけください。
旅レポの回でした。



2017年2月1日水曜日

春色リース作りました!

2月になりもうすぐ節分、そして立春を迎えます。
あとひと月は寒さ厳しい時期ですが、暦の上には春がやってくるんですね。
寒気の中にかすかな春の兆しを感じられ、気持ちが少しほころぶような季節です。

そんなころに、いつもお世話になっている「私の部屋」さんから、
ルクア大阪店さま用に春のリースのご注文をいただきました。
リースは昔はクリスマスの代名詞のようなものでしたが、
ここ数年はすっかり1年を通して楽しむ方が増えました。
フレッシュなグリーンやツルを使ったナチュラルなリースは素敵ですが、
インテリア雑貨のお店ですので、プリザーブドフラワーをメインに
雑貨感覚を大事にして作らせていただいています。


萌黄色のアジサイをメインにしました

こちらはふわっとニュアンスカラーを混ぜて柔らかく

フューシャピンクに少し若草色を効かせて

ラブリーなピンクでスイートに


いろいろな季節にアジサイのプリザーブドフラワーでリースを作っていますが、
ちょっとした色の選び方、組み合わせ、合わせる木の実や小花、
飾りのリボンなどで、その季節に似合うように仕上げていきます。
皆さんに春の喜びを感じていただければ嬉しいです。

そんなちょっとした季節のニュアンスを表現するためには、
日頃から季節の旬の花や木、植物を楽しむことが大事かな?と思います。
市場で見つけた蕗の薹。食べれるようですが、まずは飾ってみました。
姫水木と青文字と一緒にお皿に春の野をイメージして。
こんなことが私の季節の楽しみで、いろいろなものを作るときの源になっています。


ふきのとうを葉っぱのお皿に飾ってみました


いくつになってもセンスオブワンダーを失わずに、
季節の彩りを表現し、楽しんで行きたいですね。