2018年12月24日月曜日

12月は冬の緑を楽しんで

11月の後半からは繁忙期もたけなわ(?)で、
秋の終わりは・・・・と前回にアップしてから、早、師走、年の瀬に。
レッスン、ワークショップでは針葉樹のリース作り、
初めてのイベント出店、URAWA marcheには針葉樹のアレンジや
リース、スワッグにお正月の松のアレンジやお飾りなど。
ギフトもクリスマスを意識したアレンジに。
そしてもう10年近くになったでしょうか?
インテリアショップでお取り扱いいただく迎春飾りの制作と、
和洋ともに針葉樹まつりのような12月でした。


シンプルにコニファーと枝で作ったリース。

久々にモミを使ってスワッグに。

URAWA marcheでは古道具の缶に冬の森のアレンジを。

こんな風に店(?)作り、ディスプレーしました。

今年も餅花を手作りしました。雪のようでお気に入り!

しめ飾りはスタッフと4人で今年もたくさん作りました!

今年の新しいデザイン、松と餅花の正月飾りは白で凛としたものに。


合間の撮影で、早春の花も生けましたが、ほぼ緑、緑、緑の景色が
澄んだ冬の空気のなかに映えて綺麗な師走でした。
深い緑は、潔く、神聖で、新緑の頃の爽やかな緑とはまた違う魅力がいっぱい。
ぜひ皆さんも冬の緑で、年の終わりと新年を粛々と彩ってみてください。
今年もありがとうございました!!


2018年11月19日月曜日

秋の終わりは艶やかに

11月も半ばをすぎると秋の終わりを感じるようになりました。
12月の後半の冬至までは、日に日に暗くなるのが早くなり、
なんだか時間の感覚が妙に気ぜわしくなるような毎日です。

教室などの花生けは晩秋、秋の終わりの花をたっぷりと楽しんでいただきました。
そして、ここからはクリスマスのレッスンが続いて、
迎春飾りの納品も続いて、一気に年末の気分になります。
そんな秋の終わりにとても嬉しいプレゼントが届きました。
数年前に故郷にUターンされた生徒さんと、最近フェイスブックで繋がって・・・
アップされた内容が、ご実家の庭の菊の花がもうおしまいということ。
思わず「かわいい」とコメントをしたら、
倒す前にと切って送ってくださいました。
色とりどりの野菊が箱からいっぱい!!
水揚げしながらも、ついカゴに入れて飾りました。


水揚げがてら飾って楽しみました
ただ入れただけでもこんなに可憐でかわいい!

愛知からきた山採りの蔓や実と
ちょっとクラシックなイメージで生けました

こちらは野山の花の会の花材の野菊
実生で茎が踊っています



花あわせレッスンでお願いしている那須の池田さんの花も菊、
プレゼントの菊、
野山の花の会の水野さんからも菊と、
次々とやってくる菊はどれもほんとうに可愛くて、
今年の秋はたくさんの菊を楽しんで生けました。
こんなに菊を好きになれたのも、
自然の姿の花をいただくことができるようになったから。
とっても贅沢な花を生けさせていただいています。
まだまだ花を生けていけるよ〜〜〜〜!!ってしみじみ思った秋の終わりでした。
さて、冬は冬らしく、楽しんで参りましょう。



2018年11月2日金曜日

晩秋から冬の準備へ

ハロウィンも終わり11月を迎えると晩秋の頃になりますが、
街はクリスマスの景色へと模様替えの時期になりました。
カレンダーを入れ替えて「ああ、今年もあと2枚・・・」と
月日の経過の早さに驚いて、ちょと慌ててしまいます。

この時季になると仕事は「晩秋」「クリスマス」「正月」が行ったり来たり。
頭の中がグルグルしてしまいますが、落ち着いてひとつひとつ丁寧に、
自分に言い聞かせながら無事年末まで頑張りたいと思います!

まずは晩秋の花生け。
秋の代表花のような菊と紅い実ものを生けました。
どちらも紅白の取り合わせになりました。
若い頃はこういう色あわせはなかったな〜〜と思いながら。
白は無色で色のサークルの中には無いので、色を合わせるのが難しく、
なかなか綺麗にならなかったり・・・そういう色です。
ようやく自分なりの合わせ方が出来てきたのかな?!と嬉しくなりました。
そして、菊の花を昔より好きになった自分がいるのも嬉しい!


踊り菊は踊るように、自由に生けよう


山白菊は渋可愛く、可憐に


そしてクリスマス!!
ワークショップがいくつかあるのと、カルチャー、レッスンなども
軒並みリース作りになり、この時季になると「やっぱりフレッシュ!!!」と
針葉樹のリースの試作や、そのほかアレンジも作ってみたりしています。


ピンクを入れてちょっとガーリーに
若いママさん向けワークショップの見本です

こちらは撮影でバラした材料を集めて
シンプルに大人っぽい針葉樹のリースに

針葉樹のリースはどれも似通いがちなので、自分の思いを大切に作るようにしています。
今回は白と緑、うっすらと雪景色を思い描いてみました。

お正月は、いよいよしめ飾りの資材も揃ってきます。
下ごしらえを進めながらの毎日です。たくさん作りますよ〜〜!!

朝晩は冷え込むようにもなってきてます。
みなさん、お風邪など気をつけて晩秋の美しい季節を楽しんでくださいね。
(クリスマスは少し先のお楽しみに!!笑)



2018年10月16日火曜日

実りの季節に思うこと

秋は実りの季節です。
美味しい果物もたくさんですが、花も実ものがたくさんで、
実もの好きとしてはたまらない季節になります。

先日、川越のうつわノートさんで行われている
吉田佳道さんの花籠展に行ってきました。
細やかな手仕事の竹の花籠はどれも美しく、じーっと見入ってしまいます。
そして、今回の展示では華道家の齊藤謙大さんの花との展示でもあり、
会期中の花生けワークショップもあるとのことで参加させていただきました。
こんな言い方もなんですが、私はあまり他の人の花に興味がないというか、
影響されないようにしているというのか・・・・・というところがあります。
が、齊藤さんの花はうつわノートさんの花生けやSNSを拝見してて、
お会いしたいなぁ、とかねてから思っていました。
まず、生けられている花材がとても好きなものであることがありますが、
作品の佇まいが美しいこと、凛としているところに惹かれます。
ワクワクしながらの参加は・・・・・


まずは花選びから
すでに目が泳いでいます・笑

吉田さんがご用意してくれているワークショップ用の花籠から
少し大ぶりの手付きかごを選びました。

生けるにあたり、普段の自分の自由な生け方は置いておいて、
かごの置き方や、落とし(水を貼る入れ物)の位置、十文字留めの使い方、
注意することなど、自分なりに質問をしてスタートしました。
せっかく参加するのですから、ニュートラルな姿勢で取り組むように、
いつもと違う制約(ルールというのでしょうか)を無視せずに
スタートラインに立って生けようと心がけました。
実ものが可愛かったので、紅葉、黄葉、立ち枯れなものを使って、
実りの秋の景色を花籠に、そんなイメージです。
花の選びに関しては「自分らしく」を大事に生けました。
楽し、難し。そんな花生け体験でしたが、勉強になりました。


家に帰って翌日にいつものように自由に生けてみました。

花に正解はなくて、好みもいろいろ。
1本1本の花の好きなところも違います。
それぞれの花、楽しく、楽しんで。
30年とちょっと花を生けてきて構築してきたいろいろを確認して、
また皆さんにお伝えできたらと思いました。

そして、先日マニュライフ生命さまのwebコンテンツ「Life2.0」に取材いただき、
先週末からアップされています。


こちらをご覧くださいね!


またこちらも30何年前の花を生け始めた頃からの話で、
いろいろ思い出しながら話をすることで、自身を振り返るような機会になりました。
以前はあまりこういうことを話すことはしてこなかったのですが、
自分も年を重ねて、少しは何かのお役にも立てるようになっていたらと
そんなことも思ったりしました。

花を生けて33年目、小さいながらでも実りを重ねてこれたかな?
実りの季節に思うこと。




2018年10月2日火曜日

秋本番がやってきます!

9月の最後に大きな台風が日本を縦断しました。
植物という自然の恵みをいただいて仕事をしていますが、
自然は時として大きな牙をむきます。
天災というもの自体には力及ぶものではなく、どうにもできないのですが、
備えること、そのあとのこと、できることにちゃんと向き合うことは
忘れないようにしたいと思います。

そして10月はいよいよ秋本番!
神無月、神様を祭る月。出雲の国へ神様が集まる月だそうです。
高い秋晴れの空や澄んだ空気や光、色づいて行く景色を見ていると
神様を近く感じずにはいられない季節ですから、なるほどと思います。
そんな秋の立ち上がりに冬支度のお知らせをさせていただきます。

まずは秋冬のリースの展示販売がスタートしました。
私の部屋池袋店さま(10/2~)、柏店さま、吉祥寺店さま(10/26~)
丸の内店さま(11/2~)、新潟伊勢丹店さま(11/6~)順次始まります。
針葉樹のリース、アジサイのリース、フライングツリー(新商品)、スワッグ
の展開になっております。
色味もナチュラルシックに今年らしいものが出来ました!
ぜひ、お近くにお寄りの際はご覧くださいね。


グリーンを多く使って、ニュアンスのある色味に仕上げました。


吊るしても、置いても楽しめるツリーです。
森をイメージして作りました。


針葉樹やユーカリのグリーンを重ねて動きのあるナチュラルシックなリースに。
クリスマス、クリスマスしないように大人っぽく仕上げました。


こちらはたっぷりのアジサイでリースを2年ぶりにつくりました。
今回はふんわりと落ち着いた色目で大人可愛いシャビーなイメージです。

そして、11月は故郷に錦!?Vol.2ということで(笑)
大阪阪急うめだ本店様にリースのワークショップで参ります。
こちらもぜひ関西方面の方、お引き立てください! 
そのままドライになるフレッシュな花材で、香り豊かなリースを作りましょう!

 と、宣伝いっぱいでしたが、キャプションに作った時のポイントなど入れましたので、
ぜひご参考にしてみてくださいね。
最後に、先だっていただいた小さな花器に生けた、小さな秋をお届けです。


ワークショップのあとの残った小さな枝や花を



こんな色づいた葉を草紅葉といいます。
いろんなところに秋を感じる秋本番、存分に楽しんでくださいね。
四季折々、美しい日本がいつまでもあることを祈ります。
皆さま、どうぞご自愛ください。

2018年9月17日月曜日

秋の景色を生けましょう

9月に入ったら、想像よりも涼しくなって
「あれ?秋かしら?」と狐につままれたような気分です。
なんだか今がいつなのか??というような取り残された感もあります。
年々、四季の移り変わり方が変わっているような、
はたまた私がついていけなくなっているのか?きっと両方ですかね、笑。

私の仕事は皆さんに季節感をお伝えする仕事でもありますが、
撮影の仕事などでは実は自分は季節がずれることが多々あります。
この1年半ほど担当させていただいているヘーベルハウスの会報誌
「HEBELIAN ヘーベリアン」での秋号は主役はコスモス。
ギリギリひぱっていただいて、それでも7月の2週目に撮影しました。
市場に注文をかけますが、路地花のコスモスを入れていただくのはとても難しい。
なんとか苗をとってくれたのですが、使えそうな花は2、3輪。
撮影が終わるまでドキドキハラハラです。


当日咲いていた2輪をすべてのカットに使います


ページはチームで作る仕事です。
カメラマン、編集&ライター、クライアントの担当者、そして生ける私。
意向を聞くこと、自分の考えを伝えること、コミュニケーションを取りながら、
試行錯誤しながら最終のいいところまでみんなで持っていく作業をします。
最後はこんな秋らしいページが、暑い暑い夏の日に出来上がる!!
その時の嬉しさはやっぱり格別なんですが、
今回においては正直「ほっとした〜〜〜」という気持ちが勝りました。
久々にかなりのプレッシャーの撮影で、無事終わり感謝もひとしお。
そして本当の秋がきた頃に、秋らしい紙面が出来上がってきました!!

家でふだん生ける花は、その季節に出回るものを生けます。


秋の草花集めて生けました

実物も充実の秋です
アメジスト色はおしゃれな秋色


そんなので、ようやく花の持ちも良くなってきて、
秋の草花や枝物、実物なども市場に増えてきました。
その季節の旬を、景色を楽しんでいただく、私が花と一緒にできることです。
そして自分も楽しんでいます。
皆さんもぜひ暮らしの中で季節の花を生けて楽しんでくださいね!

2018年9月3日月曜日

行き会いの季節に

暑かった8月ともさよならして、行き会いの9月になりました。
夏と秋が行き交うからそんな言い方があるそうです。
残暑もありますが、朝晩には秋を感じる時季ですものね。

8月の最後の週末はシリコンバレーに住む友人のお嬢さんが遊びに来てくれて、
大学でアートを勉強しているので、一緒に色々出かけてきました。
東京都美術館、水戸芸術館、すみだ北斎美術館、映画も1本。
水戸芸術館では内藤礼さんのまるごとの展示にしみじみと心打たれ、
映画は話題の「カメラを止めるな!」を観て笑い泣き、泣き笑い。
おかげさまで、自分も楽しんだ2日間でした。


白い空間に静かな展示で、このタイトルが沁み渡って来ます。

久しぶりに劇場で声を出して笑いました
清々しい観後感というのでしょうか!

どちらもおすすめです。ぜひご覧になってください!!

そしてお知らせ、宣伝をひとつ。
9月26日(水)に銀座松屋さんの催事「日本の手仕事直売所」にて
松野屋さんとのコラボワークショップをやらせていただきます。
14:00と17:00の2回です。
今回は愛知からの山採りの草花を投げ入れで生けていただきます。
お申し込みは5日から、松屋のウェブサイトにて。
どうぞ皆さんよろしくお願いします!!



楽しい会になるはずです!ご参加お待ちしております。

2018年8月16日木曜日

秋の支度はじめてます。

立秋もお盆もすぎましたがまだまだ暑い日が続いています。
でも、朝晩はちょっと「あら?風が・・・もしかしてちょっと涼しい?!」
と、思った昨日、今日で、ちょっとほっとしました。
8月が終われば9月(あたりまえですが)で、季節が変わる月でもあります。
ので、8月も半ばすぎると秋のいろいろが動き出します。
イベントの打ち合わせや段取りやで頭の中がぐるぐるしだしたり、
秋冬のリース制作もそのひとつ。
何年もお世話になっているショップ「私の部屋」さんに今年も数店舗で
お取り扱いいただく分を、暑さに負けず作っています。
気持ちだけは秋の紅葉の森だったり、冬の針葉樹の森の中(笑)。


プリザーブド紫陽花のリースは3色展開です

プリザーブド針葉樹とユーカリなどの森のリース

そんなわけで世の中のお盆休みは関係なく、休まずにコツコツ仕事ですが、
レッスンは休みなのもあり、周りも静かなのもあり、気分は盆休み??で、
映画でも観よう!っと、DVDを5本も借りて(5本借りると安いので)しまった。
それぞれの好きなシーン、印象に残ったシーンをご紹介。


グレイテスト・ショーマン
ミッシェル・ウイリアムズの美しいシーン!

シェイプ・オブ・ウオーター
秘密の実験室でレコードかけて、誘うシーン

gifted
他愛のない日常の美しさ

雨の日には会えない、晴れた日は君を想う
古いメリーゴーランドが回る

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン世界一優雅名野獣
故郷ウクライナでの普通の青年の顔


個人的には大ヒット!なのはなかったのですが、それぞれ良い映画でした。
こんな風にストーリーのひとコマに心惹かれるところがあれば嬉しいです。
こんな紹介の仕方ですが、どれか観てみよう、なんて思ってみたらぜひ!!

お盆も開けて、そろそろ夏仕舞いの時期ですね。
夏バテにお気をつけてお過ごしください。

2018年8月2日木曜日

こんな夏はネイティブプランツ!

暑い暑い7月でした。
台風の時はちょっと涼しくなってホッとしましたが、
8月はまた猛暑が戻ってのスタートです。
なんだかやっと8月?!みたいに途方に暮れておりますが、
うなだれていても仕方がないですね。
ただでさえ夏は、切り花にはとっても厳しい季節ですが、
こんなに暑いと草花は生ける先からくたびれてしまいます。
教室の生徒さんにも申し訳ないので、8月はお休みにしていて、
7月末の教室ではクラフト的なものをご提供するようにしています。
花市場でも花の量は減っておりますが、
ここ何年か人気のネイティブプランツは、種類も増えて充実しています。
ネイティブプランツは南半球原産の植物を主にさし、
昔のトロピカルフラワーとはまた一線を画す植物です。
グレイッシュなものも多く、個性も豊か、そのままドライになる物も多く、
おしゃれなインテリアプランツとしても人気があります。
私は草花派(?)なので、そんなに頻繁には生けないのですが、
この暑い時はとても嬉しい植物で、教室でもリース作りに挑戦していただきました。



教室の見本用に簡単に作ってみました。

撮影の残りを束ねてラウンドスワッグに

ユーカリやプロテア、ブッシュ系の花をあわせると、
シルバーリーフと乾いた感じの花でシャビーな仕上がりになり、おしゃれです。
2、3日もするとどちらもそのままドライになって、ちょっとブロカントな感じにも!
これで暑い夏中でも、ちょっと植物が身近にある生活になりますよ。
ぜひ皆さんも花屋さんなどで見つけてみてください。


そして、暑い中ですが、馬喰町ART+EATで開催中の
早川ユミさんとミロコマチコさんの展示に行ってきました。
早川さんの新刊「野生のおくりもの」の絵をミロコマチコさんが描かれてて、
その原画展です。


ミロコさんと子供のワークショップで描かれた絵!

早川さんの作品とミロコさんの原画が並んで、超楽しい!

エネルギー溢れる作品を観て、暑さにも負けない元気をいただいてきました。
こちらは8/11までの展示です。
私のこんな夏の暑気払い?のご紹介でした。
長い夏になりそうですが、前向きに元気にボチボチ(笑)乗り切りましょう!


2018年7月20日金曜日

熱中症と野山の花

7月になってからとんでもない暑さが続いています。
いったい日本はどうなってしまうのでしょうか?
毎年の調子で扇風機のみで就寝していたら、
なんと寝ている時に熱中症になってしまいました。
ものすごい辛さで夜中に目が醒めたら、これは「やばい!」と自覚して、
水分を摂り、保冷剤をあちこちに当てて応急処置をしたのですが・・・
頭痛、吐き気、下痢、腰痛、発熱とで立っているのも難しい感じです。
なんとか受診しに行ったところ「典型的な熱中症」と診断されましたが、
口から栄養摂取可でしたので、とにかく経口補水のドリンクなどで
水分、塩分、糖分などをたくさん摂って、涼しいところで安静にとのこと。
丸3日間ほど、寝込んでしまいました。
回復に結構時間がかかり、甘くみていたなぁと反省です。
皆さんもちゃんとクーラー使って、気をつけてお過ごしくださいね!!

この夏は寝る場所をクーラーのあるリビングに移動することにします。
寝込んでいる間もこちらで休養してました。
西日が強く射し込む大窓はカーテンを下ろします。
ぼんやり見る影絵のような木々の動きに何気に癒されました。


カーテン越しの木々の影に癒されました


元気になってきて出かけた打ち合わせ先の「カゴアミドリ」さんでは、
インスタグラムで見ていた”古代オホーツクの海の民 モヨロくん”を
夏のお守りにいただいてきました。
あと、沖縄のクージカゴも。
北と南の対局のものをこの夏のお供にして、健康一番で過ごしたいと思います。



夏のお守り、モヨロくんと
クージのカゴ


そして、寝込んでる合い間には「野山の花の会:文月」も開催しました。
余った花ももう花生けれない〜〜ってくらいのダメージでしたが、、
ちょっと起き上がれるようになったらまた生け始めました。
良かった〜〜〜!笑
フラフラしながらとりあえず生けた花ですが、生けてちょっぴり元気になったかも!



野山の花の会:文月の花からすこし、夏色の花



兎にも角にもやっぱり花を生けるのは楽しい。
無になる大切な時間です。
自分の生けた花を癒しにもう少し休養していました。
なんやかやといつも花にお世話になっているんだなぁ。
そして今年の暑さは油断大敵、健康一番!ともここ最近の実感でした。


2018年7月2日月曜日

暑さには、植物で涼を!

6月の終わりとともに梅雨も開け、いきなりの猛暑でスタートの7月です。
今年は夏が長くなりそうですね。
花にとっても、花の仕事をする人にとってもちょっと辛い季節になります。
それでも花がない生活は私にとっては何かが欠けているような気持ちになるので、
緑を多めにしたり、少ない花で生けたりして、夏を乗り切りたいと思っています。






どちらも2、3本で生けています。
こういう生け方の時は剣山を使い、花を留め立たせて。
楚々と控えた花生けは、それだけで涼しそうな佇まいになるのでおすすめですよ。


話は変わり花束の話を少し。
私は花屋で働いたことが無いので、たくさんの花束を作ってきていません。
なので、自信があるかと言われれば・・・・、なのですが、
贈り物を花束でとリクエストをいただくことがあります。
下の2枚は最近作った花束です。
それぞれご用途やイメージや、どんな方に贈るのか?などを伺って束ねます。



プロダンサーの大人の女性にとご依頼いただきました
たっぷりフェミニンでゴージャスに

書家の先生のお祝いにと束ねました
爽やかに、和の花をメインにして


どちらも基本はスパイラルに茎を束ねます。
すると花はふわっと自然なラウンドになり、頂いた方が持ち帰り、
そのまま花瓶や器に飾れます。そんな思いやりが大切と、修行時代に教わったこと。
贈り物は贈り主さまの気持ちをお届けするものだから独りよがりにならないように。
そんなことを大事に、最近ようやく固定観念にとらわれず、
上手く束ねられるようになってきたような・・・。
少しは成長してるかも?!嬉しいなあ。花と皆さんのおかげです。


ラッピングする前にカゴに入れてみました
うん、大丈夫!

伸び代があるとかとは違うでしょうが、
いくつになっても、人は日々変化して伸びていくのかなぁ。
そうであれば楽しいなぁ!
そんなことを考えて今年の後半のスタートを切りました。
頑張ろう!!笑



2018年6月18日月曜日

生きとし生けるものは美しい

このあいだの週末、大阪阪急うめだ本店様にて
アレンジメントのワークショップを開催させていただきました。
この何年か年末の迎春飾りでお世話になっている7Fの荒物雑貨店で催しで、
またまたお世話になっている松野屋さんの器に生けるのですが、
今回は松野屋の社長もご参加いただいて、コラボのイベントになりました。
このイベントが終わったらブログにアップしようと思っていたのですが、
矢先に大阪に大きい地震があり、ちょっと躊躇しました。
が、私ができる事は花を生ける事。
生けた花を見て、少し元気な気持ちなってもらえると嬉しい。


家の植え込みから切った山紫陽花
かなり終わりかけですが、生け変えて楽しんでいます。



大阪のワークショップの風景です。
みなさんとても楽しそうにご参加いただけたように思います。




みなさんのを少し手直し中


みなさんのを見て少し手直し、説明をしていて顔をあげると、ギャラリーがいっぱい!
大阪っぽくて、暖かで、賑やかで、なんだかこちらもほっこり気分でした。

それから大阪の前に、市原湖畔美術館で開催中のひびのこづえさんの
展覧会を観に行ってきました。
タイトルが「60」rokujuu
還暦を迎えられたこそのタイトルと展示内容でした。


素敵な展示でした

蜘蛛の巣にからんだ服
これが一番のお気に入りでした

湖畔はこんな感じで、湖にも彫刻が!


60歳という年齢が近づいてきたからか、ひびのさんの展示にググッとひかれた。
大阪のワークショップも学びがたくさんあり、とても楽しかった。
生きとし生けるもの、その美しさを尊さを私は花とともに伝えていきたい。
今日の日に、そんなことを思いました。