2016年8月4日木曜日

グリーンで涼を呼び込む

遅い梅雨明けの後は、夏本番!!
と思っていたら、夏の終わりのような不安定な天気が続きました。
なんだかすっきりしない夏だな〜〜〜。
でも、やっぱり夏はきましたね。
週間天気を見てみると、晴れマークが並び、気温も真夏日が続きそうです。
暑くなるのはそれはそれでちょっとしんどい気持ちになりますが、
ここは夏を楽しむ!と気持ちをあげて行かねばと思っています。

そのひとつとして、生活の中に涼を呼び込むこと。
例えば、風鈴を吊るす。うちわや扇子を使う。蚊遣りと蚊取線香。
打ち水をする・・・・などなど。
そして、グリーンを楽しむのもいいですね。
庭やベランダに緑があると、水やりも気持ちいいですし、なにより目に涼やかです。
また、生花は暑い夏はあっという間にくたびれるので無理をせず、
育てている植物からカットした葉っぱを生けて楽しみます。


ベランダは色々な形や色の葉がモリモリ


今年はシダ類が流行っています
スコットランドシダというのを育てています


オーストラリアンプランツも流行ってます
これはレプトスパーマム・シルバーティーツリー


こちらもオーストラリアンプランツ


もともと華々しいのは苦手なのですが、夏場は特に緑ばかりのベランダ園芸です。
ここは裏側のお宅がすぐなので、目隠しも兼ねて常緑植物をメインに選んでいます。
できるだけ軽やかになるように、葉の形や色にすこし変化をつけながら
今気になる植物をちょっと実験?を兼ねて育て楽しんでいます。
そして、ちょこっと剪定も兼ねてカットした葉を器に生けたりします。



青々としたシダを片口に
見るからに涼しげ

小さい瓶にさりげなくひと枝ずつ
夏のおしゃれなインテリアアイテムにも!


かわいいラベルのリキュールの小瓶
ちょっと生けるのに重宝します



生活空間に植物があると、その場所が生き生きしてきます。
夏には夏の楽しみ方で、ぜひ植物を飾ってみてください。
葉っぱ一枚が、涼風を心にも運んでくれますよ!!





2016年7月18日月曜日

夏の実りと草花をカゴにアレンジ

7月16日の土曜日、馬喰町ART+EATさんで花のワークショップをやってきました。
こちらでは30日まで松野屋の荒物雑貨展が開催中で、会期中のイベントととして
お招きいただきました。松野屋さんのワークショップの第二弾!です。
今回は「夏の実りを松野屋のかごに生ける」で、
何点かのかごから、お好きなものを選んでいただいてアレンジ。
ART+EATさんのEATにちなんで、食べ物をちょっと意識して、
花材にカボチャやベリー、リンゴ、カリンなど、果実を多めにご用意しました。


カボチャ、リンゴ、コケモモ、カリンなどの実もの



今回はかご縛りですが、ひとくくりにかごといっても、形や大きさ、
素材に用途といろいろで、それぞれに違う魅力があるというのが
花生けのときのイメージのポイントになります。
ワークショップの前に、私も同じ材料で二つのかごに生けてみましたよ!


手つきのバスケットに

浅い皿状のかごに


手つきのバスケットは、マルシェをイメージ。
ヨーロッパのどこか田舎町の朝市で買い物してきた感じに仕上げました。
浅いかごは、ちょうどお盆ですし、ご先祖様にお供えするかご盛りをイメージして低く。
そんな風に器の特徴を生かして、具体的なイメージを作ってみると、
花と器が引き立てあい、より印象的なアレンジになります。
まったく同じ花材でもこんな風に変わるんですよ!
ぜひ、花を生けるときに少し意識してみてください。
具体的なキーワードやイメージを。



今回もそのままドライになるリースとスワッグを販売しました
空間にグリーンが入ると、なんともいい感じになりますね


出来上がったアレンジでテーブルも賑やか!
美味しいお茶菓子をこのあとみんなでいただきます


このあとかごを何に使おうか?
花を生けたり、野菜を入れたり、小物入れにも、買い物にも・・・。
そんなことをワイワイ話ながらのお茶の時間も楽しく、記念撮影で終了!
暮らしの道具を使ったアレンジならではの楽しさを再発見の1日でした。


2016年7月4日月曜日

自然の景色を生けましょう

7月の最初の週末、まだ梅雨の明けぬころですが、
栂池自然園という長野の国定公園に行ってきました。
ここ数年は8月の声を聞くと、もう秋冬のリースを作り出します。
そしてそのまま年末まではノンストップ状態に!
どうしてもその前に、大きな自然の中に行っておかないと!!
ということで、以前から行ってみたかった場所に深呼吸の小旅行です。


今回はヒュッテに1泊!

1日目は予想より天気良くて最高の景色
  

とにかく木道大好きです
その先に何があるのかな?

道標も大好き
私にとっての道標は「花、植物」

湿原の広がりは心も広げてくれるよう


身近な自然でも楽しめる得な性格ではありますが、時々大きい自然を感じたくなります。
自分のいつもの場所でないところにも色々な営みがあることを教えてくれます。
そして、いつも居場所に戻って、またしっかりと足元を見ながら頑張ろう!
そんな気持ちにしてくれるのです。
だから大きい自然と小さい自然、どっちも大切。



野にあるように生けましょう
マルバノキと岡虎の尾


マイナスイオンをいっぱい吸って、 万緑を満喫してきて、さあ花を生けようっと。
栂池では咲いてない花ですが、マルバノキと岡虎の尾を黒のコーヒーカップに、
森の景色をイメージして生けました。
見た景色、感じたものを大切に、そこに佇むように生けたい。
何年も花を生けていく中で、自分の中で確立してきた花は、そんな花です。
見たままである必要はなくって、消化して心の引き出しにあるものを
花や植物の力を借りて表してみる。
そんな風に生けてみると、また世界が広がって、楽しみも増えますよ。

やっぱり自然は偉大です。大切なことをたくさん教えてくれます。
「あら、行ってみたい」と思った方はぜひぜひ、お出かけください、自然の中に!












2016年6月17日金曜日

夏色リース作りました!

リースと言えばクリスマス、はひと昔のことになりました。
最近は、すっかり私たち日本人の生活でもポピュラーになり、
一年を通して、インテリア雑貨アイテムとして人気です。
雑貨アイテムと言いましたが、人気の理由はきっと植物だから。
物プラス自然の息吹も感じられて、癒しの効果もバッチリ!
特に夏場の暑い時期、生花は持ちが悪く、庭仕事も暑くて大変ですから、
ものぐさになりがちな季節に、ピッタリのアイテムでもありますね。
そんなので、夏リースというのも人気上昇しているようです。

私もこの2、3年、夏リースを作っています。
インテリア雑貨店の「私の部屋」さんにご依頼を受け、展示販売していただいています。
いろいろなグリーンを使って、ナチュラルな生のリースも素敵ですが、
雑貨店さまのお取り扱いというのもあり、プリザーブドフラワーがメインです。
秋冬にも作りますが、大きな違いはカラーリング。
青系、黄色系はとくに夏色。海や太陽の色です。
そのほかには白と緑を作りましたが、こちらは秋冬も使う色。
でも、同じ色でも季節の色目ってありますよね。
夏はやっぱり爽やかだったり、ヴィヴィッドだったり、元気色だったり・・・・。


コバルトブルーは今年のお気に入りです

黄色って元気カラーですね

グリーンもパキっと発色良く仕上げました

こちらは夏の乾いた感じかな

白も少し水色を入れて爽やかに


リボンの代わりにジュートの紐を使いました。
合わせる色や素材、トーンと質感、そんなものを大切にして季節を表現します。
これは花を生けるときも同じです。合わせる副材料ってすごく大切!
みなさんも作られるときは、そんなことを注意してみてください。
ますます楽しくなりますよ!!

こちらのリースは、私の部屋横浜店さまにて6/15~展示販売中です。
近くにお出かけの際はのぞいてみてください!


2016年6月1日水曜日

暮らしの道具に暮らしの花を

先週末、5月の最後の土曜日に、
谷中松野屋さんにてワークショップをやらせていただきました。
松野屋さんとはここ5年ほど、年末に迎春飾りの販売をしていただくおつきあいです。
初めてのワークショップのトップバッターを務めさせていただきました。
午前と午後の2回で合計10名、無事満席になり、お天気もよく
ワイワイと楽しんでいただけたと思います。

私は「暮らしの花」をテーマに花を生けています。
松野屋さんは「暮らしの道具 松野屋」です。
飾らない生活の道具に、私の花はピッタリ!!だと思っています。
まずは 器にする道具選びからスタートで、迷いながらもすごく楽しそうでした。
芍薬、ジューンベリー、ハーブゼラニウム、アジサイ、木苺など
10種類ほどの季節の草花をご用意しました。
選んだ器の用途や特性などを大切に、主役をひとつ決めて、それぞれのいいところを
見つけながら、完成のイメージを持って、スタートは前後左右、高さから。
そんな簡単な説明をしただけで、あとは自由にアレンジしていただきました。


お店の軒先、外でのワークショップです

そのままお持ち帰りできるように、今回はスポンジのアレンジです
ちゃんと前後左右からスタート出来てますね!


紫陽花のお菓子も付いてます

こんもり可愛く、高さを出して野原のように、おおらかに伸び伸びなど
みなさん思い思いに初夏の景色を生けてました。
暮らしの道具に生けると、花瓶生けとはまた違った風情ができますね。

お茶菓子は季節の花、紫陽花の和菓子です。
花の生徒さんで、日本(家庭)料理を教えている植木さんが作ってくれました。
可愛く、美味しく、皆さんこちらも大満足。

この日は一日花束販売もやらせていただきました。
そのままドライになるスワッグと、季節の花束、ハーブの花束です。
スワッグはここ2、3年リースに匹敵する人気の花アイテムです。
壁飾りの意で、花束を下向きに下げて飾るようなもの。
私は香りのあるフレッシュな材料で、そのまま下げておくとドライフラワーになる
一石二鳥的なものが好きです。今回も生のユーカリをベースに作りました。
店先がいい香りに包まれていましたよ!


ラッピングされてないのがスワッグです


花の生徒さんも来てくれたり、外人さんも声をかけてくれたり、
花が皆さんの暮らしのそばに近づけたような・・・
たくさんの方とふれあえた素敵な一日でした。

暮らしの道具に暮らしの花を。これからも私のテーマです!

次はみなとみらいのBUKATSUDO文化祭でハーブの寄せ植えワークショップです。
6月19日日曜日、またたくさんのご縁がありますように!






2016年5月16日月曜日

華麗な芍薬の季節です

5月になり暦の上に初夏を迎えると、大好きな芍薬の花の季節になります。
今年は母の日のギフトも芍薬でご用意しました。
市場でもいろいろな種類が出回り、値段も手ごろになります。
大きくて豪華な花はあまり得意ではないのですが、芍薬は特別。
なんでかなぁ〜〜?と思って性質などを調べてみたら、
江戸時代には「茶花」として鑑賞された古典園芸品種・・・という説明。
そうか、茶花か!なんか惹かれる理由がちょっとわかったかも!


母の日のギフトにはピンクの芍薬

大好きな色、フューシャピンクの芍薬

見事に散りました!


蕾からふっくらと緩んできて、大きく満開に咲き、潔くばさりと散っても美しい。
どこまでも華麗な芍薬を生けるのは、私の初夏の楽しみです。
高価な花ですが、1本でも様になり、長く楽しめる花なので、ぜひ飾ってみてください。

句会でも芍薬を自由季題に選んでみました。
散りてなほ芍薬華となりぬべし  綾

それから、5月の教室からまた那須の池田さんの花が届くようになりました。
こちらは可憐で繊細な花草木たち。そおっと、優しく、生けてみました。


池田さんの花と私が選んだ花をあわせて


どの季節もその季節の魅力があるのですが、
初夏の花はとにかく私をワクワクさせてくれるものがいっぱいです!!




2016年5月2日月曜日

端午の節句に花を添えて

5月に入り初夏らしさが漂ってきましたね。
ゴールデンウイークの祝日の最後は「こどもの日」。
端午の節句、男の子の誕生と成長を祝う節句でもあります。
私たち日本人は、自然や季節の変化を日々の営みに生かしながら
植物と関わり、飾ったり、食したりして健康や繁栄や五穀豊穣を願ってきました。
それが季節の節目の節句だったり、年中行事として今も大切に受け継がれ、
暮らしている、そんな素晴らしい文化があります。

そのひとつ端午の節句、といえば菖蒲(しょうぶ)です。
が、菖蒲、花菖蒲、アヤメ、杜若とそっくりなのが4種ほどあり、
何が何だか?な方が多いかと思います。
お風呂に入れる葉が菖蒲(花はさくけれどあまり綺麗ではないらしい)。
葉が菖蒲に似ていて大きい花が咲くのが花菖蒲、杜若は花菖蒲よりちょっと小さい花。
アヤメは葉が細く、花も小さめかな。
アヤメだけが野山に咲き、ほかは水辺に咲く。花菖蒲は畑でも大丈夫。
など違いはいろいろありますが、私は菖蒲にこだわらず
好きなアヤメを生けることが多いように思います。
江戸紫の花と細長い葉が、凛としていて男の子の節句にぴったり。


アヤメと金太郎の張り子

鯉に乗る金太郎は眉も凛々しく

延齢草と山躑躅の下もいいな
渓流を鯉に乗って進むイメージですね!


私には息子が2人いますが、もうすっかり大人になりました。
実は彼らが小さい頃は、五月人形や兜を飾ったことがなく、
花を飾り、柏餅と粽を食べ、菖蒲湯に入る、そんなこどもの日を過ごしてきました。
なんだか立派な五月人形はうちには似合わず、ちょっと怖いし・・・そんな理由かな。
今年、出かけた先で見つけた金太郎くんを、今更ながら節句用に買いました。
子供達は大きくなり、とりたてたお祝いはしなくなりましたが、
なんとも可愛い金太郎、彼が花の下にいるだけで、
さりげなくお節句を祝ってくれているような気がします。
ささやかながら日本の文化と暮らしを大切にする、そんなことが幸せですね。